動物用の靴(続き)

今朝noteに「動物用の靴」というテキストを書き、「傷つき、泥にまみれ、広島で救助活動をつづける『災害救助犬』の姿16枚」という記事を紹介し、「救助犬にも靴が必要ですよね」という旨のコメントを付しました。

友人のYuko Naotoriさんが私と同じ記事をシェアされたところ、救助犬に詳しいNaoko Kawanoさんという方から、犬の安全を考えると靴を履かせない方が良いという説明がありました。
Kawanoさんから引用の許可を頂きましたので紹介いたします。

「平坦な場所だけなら靴を履かせても問題ないですが、匂いを取るため高低差のある山や瓦礫や岩や流木をよじ登ったり降りたりする時に犬は足指全体を使い土を掴んだり、爪を立て登り、降りる時も滑らないように爪を立て降ります。靴を履かせる事で爪も指も使えないと滑落して、かえって危ないのです。
(中略)
また、全速力で匂いを取ろうと走っている時に靴が枝やワイヤー等に引っかかる危険もあります。動きの速い犬なんかは首輪も外さないと危ない時もあります。

メディアの中で、傷つきながら捜すみたいなヒーロー的表現が、誤解を生むと思うのですが、怪我させながら捜索はさせません。

今回、現場に行って捜索した、うちの犬もチームの犬も皆靴は履いてないですが怪我は無いです。犬達も訓練を積んでますので、自分の身を守る為、足場はある程度自然と歩き方を熟知してます。

多分、靴履かせた方が、高所から滑落骨折や、内臓打撲等、足を切るより大怪我です。
災害救助犬の活動が知られてゆくのは良い事ですが、こういう素朴な疑問や誤解も解決してゆくと良いですねー。」

なるほど!
現場の声、ありがとうございました。

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