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フィリピンのiPhone 5s

先週ベトナムに行った。

ホーチミンのタンソンニャット国際空港に​到着口には、両替所とケータイのSIM売り場がたくさんある。 ゲートを出て一番左隅にあるVinaPhoneというキャリアの店でiPhone 5s用のnanoSIMを購入した。 VinaPhoneを選んだのはソフトバンクの海外パケットし放題のベトナム提携先なので、大手で田舎でも使えるだろうという希望的観測から。

フィリピンで法人後払い(Postpaid)契約で入手したiPhone 5sにこのSIMを入れてみたら使えない。 調べてみるとフィリピンの大手キャリアSmart、Globeとも日本のSoftBank、DoCoMo、auと同じで自社販売のiPhoneはSIMロック版だった。

Smartの場合、プリペイドと違って後払いSIMは、海外に持ち出した時ローミングの切り替えが不要で、その点は面倒が少ないのだが(うっかりそのまま使っていると初期設定の限度額にすぐに達してしまう点は要注意)、ケータイ本体の方にこういう罠があるとは思わなかった。

幸いアメリカから送ってもらったSIMロックフリーのiPhone 5sも持っていたのでこちらにVinaPhoneのSIMをいれたところ問題なく使え事無きを得た。

・今回の件でいろいろ調べていて分かった事。

Smartの法人後払い契約iPhone 5sはモデルA1530 (MF359PP/A)。
1533と比較すると
・UMTS/HSPA+/DC-HSDPA 1700/2100 MHz非対応 ・GSM/EDGEは同じ ・LTEはBands 4, 13, 17, 19, 25非対応、但しBand7が使える ・TD-LTE (Bands 38, 39, 40)が使える(中国、香港のLTE仕様) しかしSIMロック版なのでTD-LTEは宝の持ち腐れだな。

もうひとつ、アメリカから送ってもらったSIMロックフリーのiPhone 5sモデルA1533について、GSM版と聞いていたのだが本体の内部情報にあるModel ME348LL/Aを調べてみるとVerizonのCDMA版だった。 VerizonのCDMA版A1533は、GSM版にCDMA EV-DO Rev. A and Rev. B (800, 1700/2100, 1900, 2100 MHz)が追加されていて、アメリカ国内ではVerizon以外のキャリアは使えないらしいが、それ以外GSM版に比べてデメリットは何もなしっていう認識でいいのかな?

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