![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145469584/rectangle_large_type_2_f0813db0f967850c2f3eb9b3699cdfa2.png?width=800)
Photo by
pasteltime
*詩* 涙雲
降るか降らぬか
空では相談中
カフェ・オ・レを作るかのように
雲と土が混ざり合う
お降りなさいよ
消してほしいのよ
街並みも人も
瞳に飛び込む すべて
ひと雨ごと
消えてほしいのよ
残酷かしら
涙雨
雨に降られて
私も消えて 禍い時
*……………………………………*
*禍(まが)*
曲がると同根で
良くないこと 災いのこと
黄昏の語源は 「誰そ かれ」たそかれ
顔も見えなくなる夕暮れに
誰か聞かねばわからないということから
古の人々は
この時間帯を大禍時(おおまがとき)
そう呼び恐れました
現代でも この時間帯は
交通事故の多い時間帯なのだそうです
参考資料
山下景子先生著
美人のいろは より
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?