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災害ボランティアに参加してみました

参加のいきさつ

能登半島と私は深い関りがあるわけではなくて、以前「峨山道トレイルラン」という大会に参加して、羽咋~輪島の総持寺まで走ったことがあるくらい。
その際羽咋在住の先輩ウルトラランナーさんにおいしいお酒をごちそうしていただいたり、コース上で応援していただいたり(僕が遅くて相当お待たせしてしまった💦)という、とてもよい思い出。
そんなご縁もあり、また能登に行ってみたい。行くんだったらついでに少しお手伝いもできるかな?
ということで調べてみたら、1泊2日のボラバス型災害ボランティアというのがあって、自力で金沢駅まで行けば参加できるということがわかり。早速災害情報特設サイトに事前登録。↓下記

しかしなかなか申し込めない

事前登録しておくと、①メールでボランティア募集の案内が届く。→②参加可能な日程を選んで応募→③参加決定のメールが届いたら参加が確定。となるのですが、指定の時間に②の応募ページを開くと、「既に終了しました」となりなかなか申し込めない日々。
何度もトライして、今回ようやく申込ができ、無事に③の参加決定通知もいただいたので、参加決定となりました。

現地までの交通手段

現地までは安く済ませようということで、夜行バスで行くことにしました。
東京駅→金沢駅までオリオンバス4,500円、帰りもウィラーエクスプレス4,500で、ボランティア参加費1,000円(現地での食事2食の代金)合計で1万円。これだったら今後も気軽に参加できる。

ボランティアってどうなのよ?

ボランティアってなんだか。。いいことして褒められたいんでしょ~?みたいな、変な見方ってちょっとありますね。
僕もそういう感覚がないわけではなくて、こういうことは黙ってやって心にしまっておくべきでは?とか思うところも大変あるのですが、本当に貴重な経験をした(自分自身の為に)。ついでに観光もした!楽しんだ!みたいな感覚で伝えられたらいいな。と思っています。
そして自分も参加してみたいなっ!て思う方の参考になればと思っています。

今回の参加スケジュール

  • 3/2 東京駅発(23:40)→深夜高速バス→金沢駅着(3/3 7:40)

  • 金沢駅集合(8:05)→ボラバス→ボラベース(穴水)着(10:30)

  • ボラベースで寝床(個室ポップアップテントを割り当てられる)を準備してから珠洲市のボランティアセンターに向けて出発(11:10)→現地到着して作業開始(12:20)

  • 1日目の作業は軽トラ4台+1t車1台、ボランティア10人のグループで、要請のあったお宅に行き、倒壊した家具等を外に運び出して、トラックに積み込み。処分場に持ち込み、分別して処分場内のそれぞれの廃棄物置き場に置いてくるという内容でした。私は軽トラの運転と、割と得意なトラックへの積み込み、ロープ掛けなどを主に。

  • ボラベース(穴水)帰着(17:10)。夕食のお弁当が配られる。翌朝までは自由時間。ここはまだ水道が復旧していないのでシャワー等はできない。プライバシーテントがあるので、それぞれ体拭きシートなどで対応。禁酒ということで、珍しく禁酒もできてラッキーw

  • 翌朝6:30~施設内の掃除(有志)。その後再び珠洲ボランティアセンターに向けて出発(3/4 7:20)→到着して作業開始(8:30)

  • 2日目の作業は、技術班が予め解体したブロック塀を回収して処分場に運ぶ作業。こちらも10人チームで対応。重量もあり結構な重労働ですが、若い子たちも一生懸命作業していました。

  • これにて、2日間のボランティアが終了(13:30)。一旦穴水ボラベースに戻って荷物を積んでから、金沢駅までバスで。→金沢駅着(17:00頃)

お世話になったボラベース
1日目の作業は災害ゴミの搬出
2日目の作業はブロックの撤去

ここから普通の観光客w

  • 金沢駅到着して「金沢おでん」お出汁が飲める。

  • そして駅前のアパホテルで日帰り入浴(1,000円→ネットの割り引きクーポンで700円)

  • バス時間まで、バス停目の前のサイゼでデキャンタワイン→夜行バスで東京へ。

金沢駅構内で金沢おでん

みんなが気になりそうなこと

※女性も参加されています。今回は2名/25名中。特に女性だからといって違う仕事をするわけではないですが、重たいブロックを運ぶ力仕事もあれば、割れたガラスを手で拾ってガラ袋に入れる、箒と塵取りで清掃する。また処分場までの道を助手席でナビする等、いろいろな作業があるので、それぞれの体力等に合った作業をしている感じ。
※ボラベース(穴水)は電子レンジ2台、電気ポット3台も使えるし、談話室で充電も可能。トイレは仮設だけど、使う人みんなで清掃してるから綺麗。男女別。
※仮眠場所は体育館内に設置(女性は理科室でした)されたポップアップテント(4人用を1人で使用)。少し寒かったですが疲れていたこともありよく眠れました。寒い場合はカイロや毛布(使った場合は持ち帰り必須)も用意されてます。

割り当てられたプライベートルームは4人用を1人使用なので広々

今後も継続的に参加したい

今回行ってみて、最初に感じたことは、「想像していたよりも復旧が進んでいない。」「1月にテレビで見たのとあまり変わっていない風景が多数ある」ということでした。これは所有者が避難してしまっているため、勝手に片づけられないとか、居住可能な家の片づけや、インフラ整備を優先しているとか、理由があって仕方がないことです。それでも震災直後のような風景に出くわすと、やはり衝撃を受けてしまいました。
現在群発地震が起きている千葉東方に住んでいる私としても明日は我が身で、実際にそういった事態になった際にどういった行動をしていくべきなのか?等々参考になることも多く、これから復興していく能登の姿を見ていきたいと思います。負担だって1万円程度ですから(飲み食いは別w)月に一回くらいを目標で参加していきたいと思います。
能登の皆様。受け入れも大変だと思いますがよろしくお願いいたします。

珠洲市のマンホール。上下水道の復旧作業は大変な道のりだと思います

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