見出し画像

お願い、一日中笑っていて…DVDだけど、藤村さん…。

「水曜どうでしょう」という番組をご存知でしょうか。

大泉洋さんやミスターさん(鈴井さん)が御出演されている、北海道テレビの番組です。
(車のリヤガラスに、シールを貼っている人もいますよね)


だいぶ前、番組のDVD を20枚ほど持って、ヨーロッパで赴任生活を過ごしていました。
その頃は日本のテレビを見ようとしても、日本の公共放送に民放が組み込まれたものを見るしかなく、他はほぼ英語放送ばかり…


この状況が前もって分かっていたので、日本語が恋しくなるだろうと、映画や娯楽系DVD をたくさん荷物に入れました。中でも水曜どうでしょうは、当時発売されていた全巻を詰めて持って行きました。

日本とは時差がある上に、夏にはサマータイムもあり、電話をするのも気を使う地域です。
メッセージ等も同様に少々気を使う…

やっぱりすぐに日本語に触れたくなってしまいました。
部屋では音楽をかけたりもするのですが、その時によって気分に合うCDを探すのもなかなか手間がかかります。

そんな時に、一日中見ているわけではないけれど、ずっとつけっぱなしにしておくと、話し声と笑い声がとても自然に耳に入ってきて、かつ、煩わしくもなく、元気づけてくれたのが水曜どうでしょうのDVDでした。

通常のお笑い番組とは違う、自然なタイミングの笑い声。
顔が映っていない人の大笑い。
嗚咽に放送禁止スレスレ(⁈)の暴言。
普通の番組の様に編集されていないところが、日常の一コマを見ている様で、とても心がほぐれていたのを覚えています。

完成された楽しい番組を見て笑うことも、決して否定はしませんが、数回見たら必ず飽きが来るはずなんです。しかし、水曜どうでしょうは何回見ても、何年前の放送を見ても飽きないのです。
みるたびに新しい発見があって、またリピートしてしまうのです。
自分でも呆れるほど繰り返して見ました。


数年後日本に本帰国したら、テレビで昔の番組が放送されているではないですか‼︎とっくに見た番組なのに、また見てしまうんです。
あぁ、この番組はあのDVDだったなぁ。
あの国でこんな心境の時に見てたよな…
藤村さんの笑い声に救われたっけなぁ…
なんて思いながらまた見ちゃうんです!
そして懐かしくてDVDを引っ張り出して…

ループが終わりません。
もう、一生どうでしょうします 自分も…。