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花束の捨てどき

学生の頃から
節目ごとに、花束を頂いてきた。
花は好きだし、つい花屋の前で足を止める。

買って帰ろうか…

しかし十中八九買うことはない。

捨てどきが 分からないんだ。

少しずつ弱っていく花や葉達が
苦しんでいる様に見えて
手に入れた次の日には 後悔と苦しさで
眺めることも
辛くなってしまう。

水切りしたり、長く咲いてくれる様に手はかけるが
それも時間の問題だ。
少しずつ 元気がなくなっていく。
それがとても辛く悲しい。


まだ少し水分の残るそれを新聞紙に包み
ごめんなさい、今までありがとう
と言いながら ゴミの日に合わせて
処分することを考えると 
自分には散歩の途中で見つける
桃色白詰草くらいで十分かも

でも 短い間でも 綺麗に飾って
愛でてあげたんだから
それでいいのかもしれないよね。
やっぱり 
ありがとう だな。