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ウォンバットのぬいぐるみは手荷物で。

オーストラリアに旅行に行った。
ヘイマン島に滞在した後、シドニーを訪れた。

どうしても現地で手に入れたい物があった。

抱えるほど大きな ウォンバットのぬいぐるみだ。

動物園で彼を見つけた。
抱えて持つと、自分の足元が見えにくいほど大きな
ウォンバット、
命名「ウォン」君。

一つ一つよく見ると、顔つきや眼のトロ〜ン感が
異なるので、選ぶのが大変だった。

大きな袋に入れてもらった。
可哀想だから、早速ホテルのベットの上で
休んでもらう。

頑張ってね、ウォン君。
コレから飛行機に乗って、新幹線に乗って
日本のお家まで帰るよ!

ここから始まる、『ウォン君抱っこ作戦』
空港では、手荷物扱いで機内持ち込みとしてもらった(30年前の話である)。
かろうじて座席上の収納ボックスに入ったが、
ウォン君1人でいっぱいになってしまい、
大変申し訳ない。


入国検査時も、堂々と『抱っこ』のまま。

審査官「どちらからお戻りですか?」
自分「オーストラリアです‼︎」
審査官「お顔見せて下さいね〜ぬいぐるみじゃなくてね〜」
……すみません

正面から見ると、上半身がウォンバットの妙な人になっているのを忘れていた。
でも気にしない。
ウォン君は、ずっと前から手に入れたかったんだ。
新幹線でもずっと抱っこしてた。

家について、他の子達とご挨拶。
仲良くしてね。

最近、大人もぬいぐるみを持つことを堂々と公表しても、恥ずかしいことではなくなった。

とてもいい事だと思うんだ。
子どもの頃は今より沢山あって、100匹は超えていた。引越しを機に、お別れをした子が
結構いる。
今いる子達は、自分が死ぬまでいるだろう。

勿論ウォン君はお手製のクッションの上にいる。
家の中で一番大きな子なんだ。

そこにいてくれるだけで 十分なんだ。
話はできないけど、いてくれるだけで
落ち着くんだよね、ヌイ達って。
不思議なんだよね。

夜中にコッソリ、皆んなで遊んでいても
驚かないよ。
お茶会してても良いからね。

混ざりたいなぁ、ヌイ達のお茶会。