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【磨け、授業力。】サバイバル能力を磨くための理科

「みなさんは何のために理科を学ぶのですか?」講師紹介の冒頭、前田先生は参加者にこう問いかけました。

「実験が楽しいから?」と我ながら浅い考えしか浮かばない。。。「生き残るためです」 【磨け、授業力】の前々日には日向灘でマグニチュード7.1のも地震が発生し、南海トラフ地震臨時情報が出され、前日には神奈川県西部でマグニチュード5.3の地震がありました。
 そして日本は自然の恵みが豊かな反面、災害も多い国です。地震、台風、土砂災害、津波、噴火等、なるほど、これらは全て理科で学習することです。なるほど、サバイバル能力を磨くための理科の学習か。

 前田先生のワークショップに参加することを決めました。テーマは「授業で水害を扱ってみよう」

 最初にYouTubeチャンネル「ドローン映像データベース」を見せていただきました。主に三重県の河川をドローンで撮影した映像教材です。ドローンを使用することにより、より具体的に河川やその周辺の様子を見ることができます。(前田先生、富山県の河川もぜひ撮影をお願いします!)次に「流域治水」。激甚化、頻発化する水害に対して、令和2年から国土交通省が推進している概念で、「河川区域だけでなく、流水域(雨水が河川に流入する地域)から氾濫域(河川等の氾濫により、浸水が想定される地域)に渡る地域において、あらゆる関係者が協働して水害対策を行う考え方の事です。私の住む富山県高岡市も昨年、水害で一部地域で登校が困難になったり、床下浸水したりした同僚がいました。全国どこでも水害のリスクがあります。今後どの地域も流域治水に取り組んでいく必要があることがわかりました。

参加者同士で学びを深め合う場面



 最後に前田先生の言葉で印象に残っていたことを一つ。

「防災教育で大切なことは危険を煽るのはNG、人は水の恵みで生きている」ということです。

 水の恵みに感謝することを忘れずに、子供たちと共に「サバイバル能力を磨くための理科の学習」をしていきたい。


授業てらす Kei

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