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MOVE ACTIONでつながる!!



こんにちは、もりちゃんです。お盆休み、夏休みも終盤に入り、2学期に向けて少しずつ準備を始めているところです。
今年は、対面で磨け、授業力に参加してきました

4月から初任者として教壇に立ち、これまで先生方から学んだことを生かしながら授業をしてきた1学期でした。うまくいったこと、いかなかったこと、さらに学びが深まったことなどもありましたが、もっと学びたいと思い、対面で参加を決意しました。
それぞれ参加したプロ授業、教科ブースの学びを書きました。

【プロ授業】


○「国語」中野先生
・子どもがどのように学んでいるかをみとること
プロ授業の体験を通して、個別最適な学びや自由進度学習を特定の学習方法や学習形態で捉えるのではなく、子どもがどのように学んでいるか、子どもの学びを視点として捉えることが重要だと感じた。一斉指導の中にある子ども一人ひとりの理解の仕方、学習には個性があることを教師自身が認識することで「指導の個別化」が可能になり、子どもの「学習の個性化」に繋がるのではないかと考えた。授業を受けることで、教材文に線を引く人やじっくり考えるなど大人でも様々な学習の方法を選択していたので、これを自分の授業で実現していくためには何が必要なのかを考えていきたいと思った。
また、中野先生は、教師と子ども、子ども同士、子どもと教材の「環境や関係性」について教師が自覚し、指導・支援をすることの重要性を教科ブースでも話されていたので、その振り返りに書きたい。○「社会」由井薗先生
プロ授業・授業開きの話を通して、由井薗先生の授業内にある社会科学習の文化を感じることができた。地図帳にある地名を探す、事象を調べる、「どう思う?」という問いかけから、子ども自身が判断し、考えを述べる様子を想像することができた。これは、社会科で身につけていく力だけではなく、どの教科にも共通して教室内で育てていきたい学習文化のような気がした。
子どもがよりよい社会を創る力を育むために、①人のいる風景から考る、②事実とのインパクトのある出会いから「自分たちの問題」へと転換させる③自分にしか書けないことを綴るを授業を創る際に意識して見たいと思った。○「道徳」加藤先生
・「心と心の対話を生む授業の工夫」
加藤先生は子どものよき心に働きかける道徳授業という題で話された。範読の前に、「ここ良いな」を探す指示を出すことで、教材を通して、子どもが直感で感じるよさを見つけ話し合いができる工夫をされていた。教材を通して出てきた子どもの意見を比較したり、より深めたりしていき(対話を通して)、よりよい心(話し合った本人たちの納得解)にたどりついていくのだと感じた。
そのような授業構成については、教科ブースでの学び振り返りで…。○「算数」尾﨑先生
・ふりかえりは授業の最後だけじゃない!
尾﨑先生のプロ授業では、他教科の既習や前の問題の考え方を使って問題を解いていく場面が随所に見られた。授業の導入(前時・既習)や本時の終末のふりかえりを設定していた自分の授業構成とは違い、驚きと学びが多くあった。また、ふりかえる場面も教師が指定するのではなく、新しい問題が出ると、自然と前の問題を「みてしまう」工夫がされており、推理小説のような授業だった。
問題設定についても、普段は、学習が難しい子どもの手立てのみを考えることが多いが、今回の授業は学力の高い子どもも受業のスタートラインに合わせる工夫を体験することができた。尾﨑先生ような手立てや構成を新たに生み出すことは現状難しいかもしれないが、マネしてみることで、実感できる部分もあると思うので、積極的にチャレンジをしていきたい。

【教科ブース】


○「国語」中野先生
教科ブースでは、主に、子どもと教材の関係性を教師がどのようにみとるのかについて学んだ。見取るために教師は、①教材研究②授業構想を練ることが大切だと学んだ。①教材研究では、ミクロとマクロの視点で教材研究をする重要性を話しており、マクロ(大きい)視点であれば、物語や説明文全体や各場面や段落のまとまりを考えたりする。ミクロ(小さい)視点では、場面や段落に書かれている事をある程度理解しておくことを先生の実践の中から見ることができた。
②授業構想では、1つの道筋だけではなく、複数の展開、複線型の授業をしていくことを話していた。これは、①の教材研究でマクロとミクロの理解ができていればいるほど、子どもの発言がどの記述に基づいているのかが理解でき、授業を子どもの思考で展開できるようになるという。
初任という立場で、分掌も少なく、授業に向き合える時間が多いからこそ、教師ができる手立ては取り入れていきたいと思った。○「社会」由井薗先生
実際にプロ授業の中で出てきた①~③のキーワードを意識しながら授業を創ってみた。教材との出会いを工夫することに時間がかかり、難しい部分もあったが、先生方とグループであぁでもない、こうでもないと話し合い、検討することができたのはとてもいい経験になった。夏休み以降は、職員室で今回のような授業相談をしながら、自分の学級の社会を嫌いな子どもたちが、へぇ~やえ!のような思わずつぶやくような出会いを意識して授業を考えていきたい。
○「道徳」加藤先生
子どもが心を出すための手立て
1つの工夫として、教材に書かれていない場面や状況を考えてみると、みんなが思っていた親切は、本当に親切??というように前提・前例を疑う機会になる。算数の授業であるような「ズレ」が道徳授業、子どもの思考にも出てきて、子どもがもつ素直な心が表出されるのだと考える。
そうした際に、子ども達は、授業のねらいにある1つの内容項目に限るのではなく、生活の中にある多様な視点、問題となっている場面を多面的に捉えて発言することがある。教師は、子どもが多面的に捉えることを想定し、整理していくことでねらいとする子どもの姿の実現につなげることができると考えた。どの講師の先生方も特別な教材研究や指導の手立てを工夫しているというよりも、普段何気なくやっていること、私が意識していない・できていない部分を先生方は丁寧に、そして正確にされているのだと感じ、改めて先生方のすごさを感じ、まだまだ勉強が必要だと思った時間でした。
2学期以降楽しい学校生活にするために、学びたいと思い、動いたからこそたくさんの先生方と直接話を学ぶことができました。
動いてみる・やってみることで、誰かとのつながり、自分の経験や知識がつながることを2日間で体験できました。そういった場所になっている「てらす」が素敵だなと思いました


これまでも、これからも沢山の先生の居場所になっているてらすで学び続けていきたいと思います!
もりちゃん@大分

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