第29回 センさん

 ちょっときっかけがあって、読書会みたいなものをやろう、ということになっている。読むのも、アマルティア・センの著作。硬派である。
 久しぶりに自分が今まで理解したことのない類の論について考えていくことになりそうでワクワクしている。
 興味関心の方向性で言うと、昨日書いたことに近いところへ向かっていきそうである。価値判断を下すときに、自分自身が醸成した「ものの見方」で結果を選択できるのかどうか、という点である。
 だいぶ遠回りすぎるような気もするけどね。
 自分がなにを「いいこと」とするのか、その基準が、油断すると経済合理性に基づく理由、つまり自分のこころ以外のものになってしまう、と思っていて、それに関して今まで考えてきた人たちの言説を読みたいと思う。
 さてどうなるかな。

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