イヤホン買ったけれど好みを探すのめんどくさいな、という雑記(2021)


「スマホでyoutube見るときにちょっといい音で長時間聴けるの欲しいなー」という欲望から始まった旅をめんどくさすぎて中断しましたというお話です。
2022年初あたりに書き散らしたものがあったので、ここに放流します。
20223年現在は別の環境となったので、別途放流します。

この雑記の登場機種


スマホ…HUAWEI P30lite、KYOSERA AndroidoneS6、SONY XPERIA1(初代)
DAC…上海問屋の2000円くらいのやつ
イヤホン…KZ ZSTXfinal E3000CMUIX IX1000
↑イヤホンはアマゾンリンク有

旅のスタート地点

数年間IX1000を使っていたんです。音の良し悪しがよく分かっていないこともあり音質はある程度満足していたのですが、ケーブルが揺れることによるノイズがめんどくさいなあとずっと思っていました。ケーブルがひらべったいので、SHURE掛けも出来なくはないけれど難しく…
そう悩んでいる中イヤホン自体が汚れていることに気付き、掃除しながら「そろそろ買い替えても良いんじゃないかなあ」という疑問が湧き、今「コスパ良いイヤホンって何があるんだろう」と調べ始めたところから始まります。

中華イヤホンというジャンル発見


KZというブランドを筆頭に何機種もあり、全てコスパが良い模様。
こんな世界があるのかとしばらく情報収集していたのですが、種類が異様に多く視聴環境も無いため、「一個買うしかない」という判断に至ります。
・KZの癖に慣れなかった
安くて「特有の癖」なるものが少なそうなZSTXを買ってみました。Amazon価格で2180円。
IX1000とは大きく違う見た目、これ自体はめっちゃ良かったです。装着感ぴったり、適当に耳に突っ込んでベストポジションに持ってこれる気軽さが印象的。
ただ音色の圧が強いからか耳が疲れてしまい、長く聴き続けたいという要望を満たせませんでした。
音も大きく出てしまうのも難点でした(これはAndroidアプリで回避出来る要素ですが)。

端末によっても音が違う


ふと試してみたら、思ったよりも音が違いました。冗談でしょどれだけ選択肢が広がってしまうんだ…

詳しく聴き比べるのは途中で挫折しましたが、P30liteが自称ハイレゾ対応にしてはXPERIA比で結構劣っている感覚があったり。AndroidoneS6が期待通りに駄目だったり。
じゃあDACってのを買ったらまた変わるのか?と上海問屋で安い奴を買ってみたら、いやぁ違う。これは価格以上に性能を上げてくれる印象がありました。

AndroidoneS6のイヤホンジャックが酷い、DACはあった方が良い


スマホに直接挿したりDAC試してみたり、としている中で明らかに駄目だったのがZTSXとAndroidoneS6の組み合わせ。
どうもスマホの方のノイズが酷い+ZSTXが信号に敏感なのかノイズを拾いまくる、ということで
ザーザーという音がずっと乗り続けて使い物にならない。
上海問屋DACを挟んでいる間は全くそんなこと無かったので、思っていたよりもはるかにDACは仕事してくれているようです。これに気付いてからイヤホンを直接スマホ本体に挿すのは辞めました。
ちなみにこのDAC、音が良くなることはこれでわかったのですがスマホ側の誤反応を誘発するのかyoutubeを勝手に一時停止したり、音を流しながら画面をONOFFするとでかいノイズ音をイヤホンへ運んでくれたり、とじゃじゃ馬です。この現象は3台のスマホ全てで発生しました。値段なり、ということでしょうか。

E3000を買った理由


中華系の味付けが苦手だったら、じゃあ素直そうな日本メーカーで行こうと。
E500とかE1000とかE2000とか、同価格帯のそらlightとかあって結構悩んだのですが、視聴環境無くwebだけで違いがわからなかったため、細かな違いを全て無視して「音量が出しにくい」という特徴だけで本機種を選び取りました。
通販上ではほぼ値段差が無かったため、マイク付きのE3000Cを選択。マイク有無は音質に関係無さそうなので、この雑記ではE3000と記載しています。
販売価格は5000円程度、ポイント還元等で実質3800円程度での購入です。

E3000の付属品、外装


E3000、まあまあ良かったです。
ケーブルを耳にかける用のアダプタ?は思ったよりはるかに使いにくかったのですが無いより良い。しかし2週間ほどで無くしたため使っていません。
イヤーピースは評判良いのも納得の質感。これ自体による音質の違いはわかりませんが、サイズ変更によりイヤホンの位置が変わることによって音の印象が変わる、という比較が出来るのは新鮮でした。
装着感も見た目に反して良く、ケーブルこそ細いですがタッチノイズ軽減の目的は満たされました。

ところでIX1000はどうだったのか


購入当初3500円くらいで買ったと記憶しています。何年前に買ったかは忘れました。
ひとつのイヤホンで音質を「フラット」「低音重視」の2種で変えられる、というギミックを持つ機種です。
これに興味を持ち、両方の音を味わえば将来より上位のイヤホン買う時の判断基準となるんじゃないかな、と試しに購入した経緯があります。
序盤で話した通り、これで満足していたためしばらく買い替えはしなかったのですが。
フラットが基本的に好きですが低音重視にした方が聞き取りやすいので「屋内ではフラット」「屋外では低音重視」と切り替えてました。別物になる程の変化ではなく、同じイヤホンである上で味付けが変わるような感じ。一見飛び道具じみた変な機能ですが、実用性に優れていました。

E3000とIX1000の音質比較


E3000、良いんだけれど別格と言えるほどの違いではないかなという第一印象です。 低音はIX1000のいかなる設定よりもE3000の方が出ます。 それ以外の音もちょっと輪郭がはっきりしたな、IX1000の方が比較的音が軽いな、という印象。 ある程度使い続けていると、聞き疲れに関しては実感できる程度には少なくなりました。低音が有りますがこもっている印象は無く、外に漏れている感覚。文字での説明が難しいですが、開放型ヘッドホンのような負担の無さを感じました。 しかし、スマホ付属品イヤホンとIX1000との比較で感じられる「格の違い」は、この2機種の間には感じられませんでした。

各イヤホンの印象のまとめ

ZSTX……低音と高音が大きい。疲れる。装着感は非常に良い。
IX1000……安い。2種類の音をちゃんと楽しめる。音の癖は少ない。ケーブルの癖は強い。
E3000……定番らしさある音。ケーブル細いがタッチノイズは減らせている。

その他機材の印象雑記


AndroidoneS6……元々ロープライスのスマホなだけあって、直接イヤホンと繋ぐと論外になる場合がある。
P30lite……ハイレゾ対応のはずだが普通な印象。OS備え付けのイコライザー機能が妙に豪華で戸惑ったが、ほぼ使っていない。
XPERIA1……何故だかわからないが音質のグレードが他機種よりも高くなる。型が古いとはいえSONYのフラグシップの実力を感じられた。

XPERIA補足しますと。 同じDACで接続しているのに、何故か音のはっきり具合が1段階上になる。(今回は旅に関係無いため詳細記載しませんでしたが)Bluetooth完全ワイヤレスイヤホンと接続する際も接続安定性と音質が他の機種と比べて明らかに良くなる。

まとめ、音響沼は組み合わせ無限大でめんどくさい


ぜんぶのパーツが音質変化に繋がるので、趣味とする人はこのめんどくささを楽しむんだろうなぁと体感しました。私には面倒という印象が先行しましたが。 スマホ(3択)→DAC有無(2択)→イヤホン(モード切り替え含め3択)→イヤーピース(5サイズ) で、今あるだけで90の選択肢があるわけです。好みが絞れましたが、そこに至るまでも結構面倒。 イヤーピース付け替えるのも面倒じゃないですか?付け替えに時間かかるんですけど、付け替え前後で音の違いわかります?最初の音質なんて作業中に忘れませんか???
今回は買い替えで今まで以上に良い環境を作れましたが、おそらくたまたまなんだろうなぁ。


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