アオウマノセチエ

一月七日。白馬節会が『シン・面会室』で行われていた。
面会室のような狭いところに実際に馬を並べるわけにはいかない。
故に島谷と協力関係にある男の投稿者たちが馬のコスプレをして、予め島谷がポルトガルアンキックで気絶させてから緊縛監禁しておいたサトーマリアとcoilの前に現れるのだ。
男の逸物は陽物、馬は中国で陽獣なので、逸物をそそり立たせた馬は大変縁起がよくおめでたいものなのである。
まさに新春を祝う行事にうってつけといえよう。この儀式は馬を見るだけではもちろん終わらない。
馬に扮した投稿者たちの逸物で代わる代わるサトーとcoilはガン掘られ、口に逸物を咥えさせられる。
精は即ち生に通じ、それを下からも上からも取り込むことによって長生きするという意味がこれには込められているのだ。
サーバルちゃんのコスプレ衣装を着せられたままのサトーとcoilが精液まみれで痙攣し倒れ込もうと、馬たちに二人は掘られ続ける。
たとえ穴が白餡でガバガバになろうとも、血が出ようと薔薇が咲こうとだ。
この儀式が完了するときは、馬たちの牡汁がすっからかんになり疲労困憊になった時である。
一日中サトーとcoilを掘り続けて馬たちが疲れ果てた所で儀式はやっと終了である。
体を酷使する極めてハードな儀式であるが不思議と馬役の投稿者もこの儀式を終えるとスッキリし、春を迎えたという気分になるのだという。
ちなみにcoilは蒼褪めた顔で「やはり私は間違っていなかった…が…ガ…チれば…ま…けなかった…」と言い残して失神した。
厳粛かつ荘厳な儀式が『シン・面会室』で行われた一方で、牧野有は緋翠姉貴が一月六日に投稿した『カップを持った手の写真』を観つつ『チクニーランドのテーマAI HSI姉貴バージョン』を聴きながらシコって正月を過ごしたそうだ。