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足。脚。あしあしあしあしあし、あっし。

私は古物商になって3年目です。

古物市場デビューした時から、自分が競りで声を出した品の落札価格、見たことのない品の情報、会主さんの発言内容などをメモしてきました。

市場に顔出すたびに気になることをメモしていくと、毎回流れてくる同じような品物の相場の動きもわかるようになります。

今回は、相場が最近上がって3年前に落札した値段では買えなくなった物の一つを紹介したいと思います。

私のnote記事は攻略法や確実に儲けが出ると確証があるような内容は一切ありません。

有料でも無料でも、すべて私が経験してきたことや経験から得た気づき、思ったことなどを発信しています。

たくさんの品物を、テンポよく回転率を上げて販売していく手法を取りたい方や自宅の不要品を自力で売る予定がない方は、見ても役に立たないと思うので購入はしないでください。

気になるものは1点ずつ手間暇かけても丁寧に販売してみたい方、自宅や実家の片づけをしながら不要品は自力でヤフオクやメルカリなどで売ってみたい方(ただし、すでにある程度出品経験のある方向け)、古いものに興味がある方、裏話好きな方なら共感していただける部分があるかもしれません。

では、本題に移ります。


実家の押し入れや物置の中に、木製の「脚だけ」眠っていませんか?
こたつやテーブルの脚なのか、椅子の足なのかなんなのか?

天板や本体がないのに脚だけ4本そっくり残されているパターンはないですか?

家族に「ねぇ、この脚は何の脚?」と聞き歩いても誰もわからない謎の脚、ありませんか?

その脚、もしかするといいお値段で売れるかもしれません。
材質やデザイン、長さ次第ではまあまあな高値で売ることができるかもしれません。

でも何でもかんでも脚なら売れるというわけではありません。

脚だけを求める方は大概「DIYをする人」です。
だから、DIYがしやすい状態の脚が好まれます。

脚の上にねじ部が飛び出ていれば、そのネジ幅などに合わせたインサートナットなどを別に購入して使えば、脚が取り外し可能な家具を作ることができるので購入されやすいと思います。

無印良品の「木製脚・26cm/ナチュラル」という製品をネットで検索すると金具部分のイメージが湧きやすいと思います。 

もし出品する際は、ねじ部分の直径や長さも記載してください。

ただ、無印良品の脚自体はストレートで短めなので、DIY目的の方が検索しているというより無印のベッド自体を持っている人が検索している可能性が高いと思います。

DIY目的で脚を探している人は、椅子とセットで使えるテーブルが作成できる長めの脚や、短くても床に向かって細くなっているようなデザイン性が高いものが多いです。

ミッドセンチュリー系のビンテージ家具のようなものを製作してみたい方が探していたりします。

とはいえ、今はホームセンターなどに行けば手軽に材料は揃うし、海外の激安サイトでも様々な種類の脚を購入することができます。

だから、脚だけなんて売れないって思う人も多いかと思います。

でも、DIYは趣味で行うだけではありません。

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