『十勝イノベーションプログラム#6、クレイジーアイデアセッション』

昨日の十勝イノベーションプログラム#6は、グループ誕生以来初のグループ活動という事で『クレイジーアイデアセッション』が開かれました。

でもその前に私から大きなお知らせ。グループを立ち上げたばかりですが、既に発表したばかりのグループ名を変える事をお知らせし、チェスターフィールドという単数形の名前ではこれから活動に違和感を感じる事を伝え、多くの場所を保護して行くことになるので『チェスターフィールズ』と、複数形にする事、この小さな “s”には多くの可能性が秘められている事をお知らせしました。

と同時にサポーターに入ってくださっている弁護士Kさんから真剣な心の交渉話し。Kさんはそのプロフェッショナルな知識からも十勝イノベーションプログラムのチームから引っ張りだこになっていたわけですが、事務局の方からチームの掛け持ちは2つまでと制限がかけられているので、どこかのチームから手を引かないといけない状況にあるという事で私のプランについて突っ込んだ質問をいただいたのでした。

具体的に話しをすると、今までの私の話しだと『今ある場所を守ってそこにティーハウスを開く』という自己完結型、他からの助けや関わりを必要としない様に見えてたけれど、チェスターフィールズって名前を変えたところにそれ以上の実際最終落とし所、大きなピクチャーとして何を観て、何を思い描いているのか?と言う質問でした。

別に自分に限界を付けるつもりは無かったんですけど、私は目標設定として自分で達成可能なちゃんと自分で実行可能なところまでしか言葉に発していなかった気がします。

そうなんですけれども小さいけれども他からのリクエストはじめ色々な可能性が私の周りにキラキラと輝き始めたので、名前をチェスターフィールズと改ようと思った事、また私自身が長い事カナダの観光業界、リゾートビジネスやプロモーションに関わってきたので、私の周辺を見渡しても面白そうなアイデアや可能性がある事…そして例えばの話しや、今の私にはどうやって実行したら良いのか分からないけれどもやりたい事、欲しいもの、そんな事をKさんに訴えました。

『みんなに笑われるくらい壮大な夢を描いてごらん✨✨』

Kさんにそう言われて目々はウルウルするし、魂が震えました。

壮大な夢を描くと多くの他の人達や企業と接点が出来たり、コラボレーションが発生したり、「これ面白そう」「俺、手伝える」色々な反応が起こる✨と話して下さいました。

若い頃から世界を飛び歩いて、「私こんな事が出来ます。こんなお役に立てます…」という方法で世の中を渡り歩いてきたからか、色々な世界を見てきたとは思うけれども、知らず知らずのうちに自分の実力が可能性の限界で、自分の成長によってしかその可能性の拡大を考えていなかったんだと気付きました。

その気付きをいただいたその頭でいきなり『クレイジーアイデアセッション』という事で、まず自分達のビジネスに関連するキーワードを作り、その言葉にカードゲームを使って面白い用語を組み合わせそこから更にプラスアルファのアイデアを載せていく…という遊びのようなメンタルゲームで、常識という枠組みを打ち破って世界観を広げていく、まるでKさんからの話しを聞いて、考え方を改めたばかりの私の思考回路を鍛えるためのエクササイズでした。

私たちの場合、自然環境保全とか保護とか、やりたい事を表現する言葉はあるけれども、その物々しい言葉がちょっと重たかったり、その単語には『少しスロウなライフスタイルを楽しむ生活とか時間』が余り入ってなくてみんなで話し合い、

『自然環境空間』

をキーワードにしました。

そこから

*2人っきりで楽しむ自然環境空間
*自然環境空間秘密基地
*自然環境空間会議
*看板の無い自然環境空間
*空き家を使った自然環境空間
*自然環境空間BAR
*移動式自然環境空間

などなど面白そうな自然環境空間が色々と出来ました。

この中でも特に面白そうで、私がとってもワクワクと胸ときめいたアイデアが『空き家を使った自然環境空間』と『移動式自然環境空間』です。

写真はあくまでイメージです(笑)

十勝の里山、田園地帯を車で走っていると、時々空き家らしい建物を目にします。 例えばこの古い民家と周りの住宅地をチェスターフィールズの空間として、家の補修や庭の草刈り等を私たちで行います。

そしてそこを例えば、夏休みを利用して十勝に1-2ヶ月来て作品を作りたい美大生に格安で貸して、その間好きなように庭を使って好きな花を植えるのもOK、家の中のDIY等も出る時に戻していただけるなら自由にしていただくのもアリかも知らないし、素晴らしいDIYだったらそのままもアリだったり、Airbnb民泊的にレンタルする事も可能でしょうし、何よりもそうする事によって田園地帯の…廃屋ではなく、チャーミングな田舎家やお庭を保ちつつ、自然の生活を中短期でも長期でも満喫していただけるのでは?と思いました。

またTIPの仲間には空き家を使ってのイベントやカフェを考えているグループもあるので、そういったグループの方達とのコラボレーションで場所を貸したり、お互いのニーズをGive&Takeで補い合ったりする事も可能だと思いました。

また『空き家を使った自然環境空間』から派生して、その空き家には動物が住んでいる✨ もしかしたらリスかもしれないし、モモンガかもしれないし。 ペットを連れてきても良いですよ♪ もありかもしれないですね✨

カナダの田舎町にあるスーパーの屋根には草が生えててヤギがいる。その名もOld Country Market - Goats on Roof


そして『移動式自然環境空間』ではタイニーハウスやキャンパーでプロモーションも兼ねてインフォメーションを持って移動。 他の地域の自然環境保護活動等を行っているところへ移動して交流、長期滞在、お互いに学んだり/教えたり。
このタイニーハウスはオフグリッドで自然環境へのインパクトを減らす。

自然環境空間での居心地の良いライフスタイルの実現。ライフスタイルの移動の可能性…と、次から次へとアイデアが広がりました。

セッション後のメンバー内でのメッセージのやり取りから、Kさんに『壮大な夢を語って共有していくと、我々の「北極星」が現れてくると思うのです。目的地ではないんだけど、道を見失わないようになるというか。。。。』とメッセージをいただきました。

頭の上の高いところ、まだ見えなくても北極星がキラキラと輝いている気がします。

今夜はこれにて、おやすみなさい。