JFLの6クラブに、J3クラブライセンス交付

 昨日Jリーグからリリースがあり、J3ライセンスを申請していたJFLのJリーグ百年構想クラブ6クラブ全てに2021シーズンのJ3クラブライセンスが交付されました。
 例年であれば9月最終週で発表してましたが、今年は少し前倒しでの発表になりましたね。

改めて今回J3ライセンスを交付された6クラブを見てみます。

◆2021 J3クラブライセンス交付(JFL)
ラインメール青森(2年連続)
いわきFC(初)
ヴィアティン三重(初)
奈良クラブ(3年連続)
FC大阪(初)
テゲバジャーロ宮崎(初)

 奈良は3年連続、青森は2年連続の交付となります。
 これまで最も多くJFLのクラブがJ3ライセンス交付を受けたクラブ数は3クラブだったので、今回の6クラブはそれを大幅に更新する最多記録。
 ヴィアティン三重、FC大阪、テゲバジャーロ宮崎はJFL昇格後着実にスタジアム整備へ歩みを進め、今回晴れてライセンス交付となりました。
 特にスタジアム建設延期などで昨年申請を断念し、今年もコロナ禍でスタジアムの進捗が危ぶまれたテゲバジャーロ宮崎でしたが、無事に交付されて非常に良かったと思います。

 これでJ3入会に向けて「2つ目の壁」を超えた6クラブではありますが、今年は「平均観客動員 2,000人」の要件が適用されないとなりましたので、残る主な要件としては

・順位要件(JFL4位以内、かつ百年構想クラブのうち上位2クラブ)
・入会直前年度における年間事業収入が1.5億円以上
・入会直前年度の期末決算において、債務超過ではない

以上の3つの要件を満たす必要があります。

 最終的な入会審査は11月のJリーグ理事会にて行われますが、これはJFL最終節の11/29の前に行われる見込みなので、入会審査の結果を受けてからJFLの最終順位決定を待つということになります。
 今年のJFLは15試合と半期リーグとなるので、例年よりも勝点差がつきにくいと考えられます。したがって、この順位要件争いは最終節までもつれる可能性が高く、JFLの終盤戦は過去最高に面白い展開になることは間違いないでしょう。
 JFLからの新規入会がないとJ3はクラブ数が14クラブになる可能性が高いので、J3クラブからすれば是非とも6クラブに頑張ってもらって「2クラブ新規入会」を果たしてもらいたいところです。

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