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◆ 第1章 「ようこそお越しくださいました。私たちは、あなたが望む理想の最期をお手伝いいた…
前 → 【片翼の蝶と白昼夢】第1章 ----------- ◆ 第2章 『自殺幇助推進組合』。 生き…
前 → 【片翼の蝶と白昼夢】第2章 ----------- ◆ 第3章 次の日、私は朝から本を読んで…
前 → 【片翼の蝶と白昼夢】第3章 ----------- ◆ 第4章 昨日の『K255』との会話の中で…
前 → 【片翼の蝶と白昼夢】第4章 ----------- ◆ 第5章 私が『自殺幇助推進組合』の施…
前 → 【片翼の蝶と白昼夢】第5章 ----------- ◆ 第6章 七日目の朝。 昨夜は遅くま…
前 → 【片翼の蝶と白昼夢】第6章 ----------- ◆ 第7章 ツバサくんに連れられて、重そうな扉の向こう側へ出る。 ここは施設の裏口のようだ。四方を高い塀に囲まれていて、日の光は当たらない。 見上げると、建物の灰色に、空の青が切り取られていた。 目の前には、大人一人が横になって入れるくらいの大きさの、カプセルのような機械がある。これが例の『安楽死マシン』らしい。 上半分は半透明のガラスがドーム状に張られていて、下半分は淡い緑を基調とした半月状の機