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“分解したものを組み立てる”表現のスキル

櫻田ラボの第19回オフ会が9月26日に行われました。いつにも増して櫻田さんが社交的で、雑談も多めだったオフ会のレポートをお届けします。

今回はインフォグラフィックや図解などに使える「表現のスキル」がテーマです。

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これまで櫻田さんは、ラボのワークショップで体系的なものをあえて選ばないようしてきたそうですが、書籍を書く経験などを通して、あらためてスキルの重要性を感じたといいます。そのため、今回はあえてこの「表現スキル」に焦点を当てることにしたようです。

インフォグラフィックや図解、スケッチノートに共通して求められるスキルである「表現」とはつまるところ、「因数分解したものを組み立てる」ことだと櫻田さんはいいます。


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そして、表現に必要な要素について細かく見ていくと、そこには「レイアウト」や「パーツ」が欠かせないものであることがわかります。


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イラスト・ワークショップ

今回のワークは、そんな表現の必要なパーツの一つとなる「イラスト」についてでした。

ちなみに先日、代官山の蔦屋書店で行われた箕輪編集室のイベントでもこれとよく似たワークが行われました。

今回のワークでは「人物」「人物以外のモノ」「概念・感情」に分けて、描いていきます。

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最初に描くのはグラレコなどでもよく使われる「人物」。櫻田さんからは顔のパーツの書く順番についてレクチャーがありました。櫻田さんにしては珍しい、手書きメモを写真に撮った資料。今回は時間がなかったみたいです…。


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輪郭→鼻→目→口→耳→髪の毛。人それぞれに描く順番があると思いますが、櫻田さんが輪郭の次に鼻を描くのは、顔の中心が決まりやすいからだそうですよ。

この「人物」パートでは、お題として運営メンバーの一人、ほりぴがモデルに。参加メンバーみんなの視線がほりぴに集中していました。


「人物」の次には「人物以外のモノ」、たとえば車や木などの絵も、分解されたものを組合わせるという点では変わりません。

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たとえば、車であれば、四角い車体と、丸のタイヤを合わせることで表現することができます。“分解されたものを組み合わせる”ことは、様々なものに転用することができそうですね。

最も難しそうな「概念・感情」では、以前のピクトグラムのワークでもあったように、連想し続け、描けるところまで昇華していくことが大事になるといいます。

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会の最後にはみんなでイラストしりとりで大盛りあがり。普段は内省タイムが多めで静かな時間が流れる櫻田ラボのオフ会ですが、今日はいつにも増して大盛り上がりのオフ会となりました。

最後は「スキル」だけでなく「センス」も必要なワークになりましたが、今日のワークのポイントはやはり「分解したものを組み立てる」こと。みなさんも表現するときには意識してみてはいかがでしょうか。

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(ワーク中の様子)


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(新しいTシャツを着て笑顔の櫻田さん)


ちなみに櫻田さんによれば、今日のワークをこなせば、絵を書ける力が223くらい上がる(?)そうですよ。


櫻田潤の「ビジュアルシンキングラボ」
ラボは現在、空きがありますので、気になった方はチェックしてみてください。みんなで楽しく表現のスキルを身につけましょう!

お問い合わせ:junsakurada.salon@gmail.com

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テキスト:石川 遼
写真:池田 実加



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