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「パーソナルスペースに入るのが嬉しい」 SNSで求められるスケッチノートの作り方


櫻田ラボの高木祥伍です。2月のオフ会のテーマは「スケッチノート」でした。スケッチノートの良さを櫻田さんは「パーソナルスペースに入る特別感」というふうに話していました。

今回は、あなたの「味」を見つけて、スケッチノートを作り上げていく方法をお伝えしますね。

ただし、櫻田ラボでは簡単に方法論だけを教えてくれません。櫻田ラボの空気感を感じてもらうためにも、アウトプットに至るまでの道筋を紹介してから、方法論をお伝えします。

「早くスケッチノートの作り方を教えてよ!」と思うかもしれませんが、お付き合いください。

スケッチノートとは?

「スケッチノートがわからない」というあなたのために、スケッチノートの例を載せておきます。これについては、オフ会のリアルタイムレポートで詳しくお伝えしています。




今、手描きが求められている

なぜ、スケッチノートが今、SNSで求められているのか?

10年前のtwitterでは「スケッチノート」は見られなかったかもしれない、と櫻田さんは分析します。

「今」、求められる理由には、2つの時代背景があります。

・高解像度なスマホで細かく見える
・動画により1回立ち止まる習慣ができた

つまり、「細かいものまで描いても許される」ということ。

櫻田さんの分析は続きます。

タップして細かいところまでのぞいた時に、さらに「デジタルで見たいか?」と言われると、せっかくタップして立ち止まるならその人のパーソナルなところに入りたい。人の字や絵を見るというのは、パーソナルスペースに入る感じがして嬉しいといいます。

だからこそ、手描きのスケッチノートなんですね。

3ステップで「自分の味」を探す

ラボで行われたワークショップでは、自分の「味」を探すところからスタートです。

まずは、1人で黙々と「あいうえお〜わをん」のひらがな五十音と「ABC〜XYZ」のアルファベット26個をノートに書きます。

そのあとに、自分の字の特徴を5つあげる。各テーブルで5〜6人のグループになっていますが、ここまでは1人の静かな時間で、周りとの会話は禁止です。

1人で考える時間の後、ようやくメンバー同士で話すことが許され、グループワークに移ります。櫻田ラボでは、もはやこれが日常的な光景なんです。それから、みんなでお互いに自分の字を見せ、特徴を言い合います。

僕は正直、自分の字は「汚い」という自己評価しかありませんでした。けど、他の人に見てもらうと、「ジブリっぽい」「黒板にチョークで書いたみたい」と言われて、自分の字を初めて好きになれました。

最後はFacebookページにそれぞれ文字と特徴をアップして、櫻田さんがコメントします。

櫻田さんが、

「“”がいいですね!」
「“”が力強くていいですね」

と、みんなの文字を見て盛り上がってしまい、気づけばスケッチノートをやる時間がほぼない、という展開に・・・。


とはいえ、アウトプットまでの「分析」「内省」や「因数分解」に時間をかけるのが櫻田ラボの特徴。「スケッチノートがテーマなはずなのに…」と思うメンバーはいません(たぶん)。ここは、方法論の根っこにある大事な考え方を学び、考えるコミュニティなのかなと捉えています。

スケッチノートにはどんなパターンが…?

さて、やっとスケッチノートの話にたどり着けました。お待たせしました。
スケッチノートの作り方は「レイアウト×要素」。レイアウトパターンと要素を掛け合わせることで完成し、そこには様々なバリエーションが存在します。

レイアウトパターンはいろいろあります。そこに文字やイラストなどの要素が組み合わされば、スケッチノートの出来上がり。

レイアウトパターンをいくつか紹介しておきます。

・放射状型


・Z型



・リスト型


最後のワークでは、放射状型の「偏愛マップ」に各自で取り組み、終わらなかった分は宿題となりました。メンバーの作品をいくつか掲載しておきますね。

みなさんも、ぜひ偏愛マップに挑戦し、「#スケッチノート」で投稿してみましょう!







櫻田潤の「ビジュアルシンキング」ラボ
現在(2019年3月5日22時時点)、若干名の空きがあります!
気になっている方はチェックしてみてください!


お問い合わせ:junsakurada.salon@gmail.com

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テキスト:高木 祥伍
編集:石川 遼
写真:池田 実加





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