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私たちの撮影になくてはならなくなったSDカードの話

久しぶりにnoteを書きます。今回は、私たちが撮影後に行うワークフローについて、特に必須アイテムであるSDカードに関して書こうと思います。製品の話になるのでPRを含みますが無理に買ってねとかそういう話ではなく、私たちが使っているもののお話です。

私たちのワークフロー

私たちSILKDRONEはSILK/micahのコンビで、SILKがドローンパイロット、micahがアシスタント兼モデルを務めています。ご存知の方も多いかと思いますが、これは撮影時の話。撮影後はどのように役割分担をしているかについてこれまであまり話してきませんでした。今回は、撮影後のワークフローについて少しお話ししたいと思います。

撮影が終わった後、当然ながらデータのセレクト作業が必要になります。
この作業は実はmicahが行っており、micahがセレクトしたデータの中からSILKが現像して作品に仕上げています。そして私たちは撮る枚数がめちゃくちゃ多い。日によって異なりますが、1日あたり2000枚から3000枚もの写真を撮ることもざらなのです。

Lightroomのフォルダスクリーンショット。整理後の枚数でこれ(元の撮影枚数はこの倍くらいです)

セレクトデータの課題

この枚数で問題になるのが、どのようにして写真をセレクトするかということ。SILKとmicahは同じオフィスで作業をしているわけではなく、お互いリモートの状態で作業を行っています。そのため、セレクトする前には当然データを共有する必要があるので、以前はある程度画像を圧縮してGoogleドライブなどで共有していました。しかし、皆さんもご存知の通りGoogleドライブは有料になってしまい、またデータも圧縮されますので、解像度の問題がありました。私たちの写真はポツン系のものが多いため、解像度が不足すると、拡大しても表情がわからないなどの問題が起きます。一方で、課金して解像度の高い写真をアップロードすると、読み込みに時間がかかりすぎて結局は端末にダウンロードして作業をおこなうことになります。ダウンロードにかかる時間も長いため、セレクト作業には長い時間を有していました。

解像度が低いとポツン系は表情の確認などできない例

アナログなブレイクスルー

そしてある時、大きなブレイクスルーが起きました。
それは、とてもアナログなブレイクスルーでした。
イマドキの中級以上のカメラは、SD カードが2枚入る仕様が多いと思います(SD以外のいろんなカードが入るものも多いと思いますが、ここではひとくくりにご容赦ください)。2枚入れる用途は、RAWデータとバックアップデータが多いと思います。私たちは、メインにRawデータ、もう1枚はバックアップ用のJPGデータとして、データを保存しています。このバックアップ用の JPGデータはよほどのことがない限り(RAWが撮れてないとかRAWデータが壊れてしまったとか以外には)あくまでバックアップですので使いませんし使わないに越したことはありません。

ここまで読んでいただいた方は、とても勘が鋭いです!
いや、誰でもオチがわかりますね笑。
そう、ブレイクスルーとは、バックアップ用のSDカードをそのままmicahに渡しています。そしてmicahが自分のパソコンでセレクトして、ファイル番号だけをSILKに送るとてもシンプルな解決策。クラウドの容量問題も、アップロード問題もダウンロードスピードも解像度問題も、全てこのアナログな手段で解決しました。
このバックアップ用SDカードは撮影ごとに複数用意して、1枚をmicahが持ち帰り、micahがセレクト後持ってきた1枚を新たにバックアップ用として使うローテーションで使用しています。実際はカメラが複数台あるので、使うカメラの台数分×ローテーション用の枚数を使っています。

必要だったのは信頼性重視のSDカード

バックアップ用のSDカード、今までは本当に万が一のバックアップ用だったので、安い聞いたことのないメーカーのSDカードを使っていたりしていましたが、バックアップ用の重要度が上がったため、ちゃんとしたものを使うようにしました。
私たちのバックアップ用SDカードに求められることは、とにかく信頼性・堅牢性が大切。色々と検討した結果、昨年度リアルポートレート名古屋でお会いしたNextorageさんのRIGIDというSDカードを使っています。これ私たちも何回か動画を作成したりしていますので、見ていただいている方も多いと思いますけど、とにかくとても丈夫です。

↓検証動画(スペル間違ってますごめんなさい ×RIGARD→○RIGIDです)

知ってる限りのスペックで説明すると、まずIP68の防塵防水。IP68とはIP規格において最高性能を表します。前の数字が防塵、6は「粉塵の侵入が完全に防護されている」、後の数字が防水、8は「水面下での使用が可能」となっており、いや、カメラは水面下で使わないじゃん、オーバースペックにもほどがあるとツッコミどころ満載ですが、私たちの撮影環境では「塩水や泥水にSDカードを落としてしまう」「砂塵でSDカードが真っ白」などあり得てしまうのです。泥水につけて大丈夫かは実際こちらの動画にて検証済み。水に落としても洗ってしっかり拭いてまたカメラに戻してもなんの問題も起きません。
その他、SD規格比18倍の曲げ強度の耐久性、破損防止設計に加え、耐温度
-25℃~85℃、耐X線、耐UV、耐静電、耐磁性などなど信頼性全振りのこのカード。

ほぼ同スペックの一般的なSDカードとの比較

隙間という隙間がない、とにかくシンプルにして壊れるところが少ない。
おかげで水に入れても踏んでも叩いてもすぐに壊れるものではないという信頼性は今の私たちの活動を支えています。

私たちの撮影環境

私たちの撮影環境は砂、塩水、泥などと精密機器にとっては過酷な場所が多く、私たちが使うドローンもメーカーの方も驚くような速さで消耗していきます。しかしRIGIDは砂の上、水の上、こんな環境の中で今まで一度もトラブルが起きたことがありません。この信頼性の高いカード、PRというわけではありませんが、気になる方用へAmazonへのリンクを貼っておきます。
そんな高いカードでもありませんので、バックアップ用に是非、ゴリゴリ連射などしない方はメインとしてもおすすめです。

なお、NextorageさんはRIGIDシリーズの他、SD UHS-II規格の上限に迫る
高速読み出し・高速書き込み性能(最大読み出し300 MB/s 2、最大書き込み299 MB/s 2)のNX-F2PROシリーズなど様々なSDカード出されておりますのでメーカーページもご覧くださいませ。


おまけ

この日の撮影風景(泥と砂にまみれるのがわかるでしょう笑)

この日は水が入ったばかりの田んぼの撮影でした。大変お世話になりました!

この日撮影した作品


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