見出し画像

【事業再構築補助金】事業計画書作成に役立つ収益計画テンプレートを公開!

コロナ禍において企業の事業再構築を後押しするための大型補助金である「事業再構築補助金」への申請を検討している方、事業計画書を作成している方、多くいらっしゃると思います。

今回は、弊社JSPで作成しました事業再構築補助金の事業計画書に必要になってくる収益計画のスプレッドシートテンプレートを有料公開いたします。効率良くかつ簡単に収益計画を作成されたい方は、有料となりますが、よろしければお使いください。

事業再構築補助金とは

新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、当面の需要や売り上げの回復が期待しづらい中、ポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化に対応するために中小企業等の事業再構築を支援することで、日本経済の構造転換を促すことが重要です。そのため、新分野展開、事業転換、業種転換、業態転換、又は事業再編という思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援します。(出所:https://jigyou-saikouchiku.jp/)

事業再構築補助金とは、上記趣旨の元、令和2年度第3次補正予算で、1兆1485億円が計上されている超大型補助金でして、コロナウイルスの影響で売上減少しているなどいくつかの要件が必要ですが、企業の意欲的な新規事業展開にかかる費用の1/2〜2/3を補助するという内容のものです。補助対象となる経費は、建設費やシステム構築費などの資産投資だけでなく、専門家経費や広告宣伝費なども対象で、かなりの太っ腹といえます。コロナの影響で現業が苦しい中小・中堅企業にとっては非常に魅力的な補助金と言えます。

補助金の詳しい内容についてはこちらをご確認ください。
事業再構築補助金公式サイト
事業再構築補助金の概要
事業再構築補助金 公募要領

事業再構築補助金の申請には、事業計画書が必要

事業再構築補助金には、様々な資料の提出が必要ですが、中でも肝となるのは事業計画書です。

事業計画書は、次の4項目について、A4サイズで計15(10)ページ以内での作成して、PDF形式で提出することが求められています。
1:補助事業の具体的取組内容
2:将来の展望(事業化に向けて想定している市場及び期待される効果)
3:本事業で取得する主な資産
4:収益計画

この中の4:収益計画では、補助事業を実施することで、補助事業終了後3~5年で付加価値額の年率平均3.0%以上増加の達成を見込む数値計画となっている必要があります。
※付加価値額とは、営業利益、人件費、減価償却費を足したものになります。
※また、収益計画(表)における「付加価値額」の算出については、算出根拠を記載が求められます。

というわけで、事業計画書の作成自体が大変なのですが、収益計画はそこそこ精緻な数値計画を作成しなければいけないので、大変な訳です。弊社では、これまで様々な企業の事業計画策定支援、収益計画策定の経験があることから、今回事業再構築補助金に沿う収益計画のテンプレート(雛形)を作成しました。
このテンプレートを利用いただくことで、ご自身(自社)で収益計画のフォーマット作成にかける時間を最小限にして、収益計画の策定が可能になります。

収益計画のテンプレート(雛形)の使い方

①経費入力シートの記入

画像2

まずは、「経費入力シート」に補助事業実施期間と3年後までの補助事業経費とその他販管費の年間費用を入力しましょう。まだ決まっていないようであれば、仮の数値でも大丈夫です。ここで入力した費用は、減価償却費を含めて月額費用として、収益計画シートに反映されます。(単位は千円です)
薄い赤色箇所が要入力セルです。「開始年月」も忘れずに入力してください。

②(月次)収益計画シートの記入

画像3

続いて、収益計画シートの数値入力を行います。申請する補助事業が1つの場合は「収益計画(1補助事業)」シートを、補助事業が2つの場合は「収益計画(2補助事業)」シートを使ってください。

入力箇所は、同様に薄い赤色セルです。ここだけ入力すれば、収益計画が完成します。

売上は、月次売上=課金顧客数×平均単価×平均利用回数 で計算されます。それぞれの係数の設定値を入力し、獲得顧客数(増加数)と退会顧客数(率)を設定すると、自動で毎月の課金顧客数を計算します。各月のセルに直接入力していただいても問題ありません。

売上原価は、原価率を設定すると、売上高に応じて月次売上原価が計算されます。シート上は仕入原価と決済手数料が科目として初期設定されています。

販売管理費は、補助事業に投入する人材の年収(額面、賞与込み)を入力してください。そうすると、社会保険料込みの月次人件費が自動入力されます。昇給率も設定可能で、年度変更時に昇給率分、自動で人件費が昇給します。

入力した月次収益計画は、シート右側に年次収益計画として年度ごとの合計値が表示されます。

③既存事業の(年次)収益計画を入力

画像4

収益計画シートの右下エリアに、既存事業の収益計画表があります。会社全体の収益計画を作成するために、既存事業の収益計画を作成する必要がありますので、薄赤色箇所に入力してください。

④会社全体の収益計画の確認

画像5

こちらの表が、事業再構築補助金の事業計画書に添付する収益計画になります。補助事業の構成費と付加価値額の伸び率が、事業再構築補助金の要件を満たしていることを確認してください。

↓以降は有料(10,000円)となります。
ご自身でゼロから作ると、早くても5時間、遅い人では10時間はかかるエクセルシートになっていると思います(色々な箇所が関数で連動する仕組みになっています)。時間を節約されたい方はご利用ください。

ご希望の方は、ご購入手続き後、テンプレートファイル(エクセル)をダウンロードしていただき、ご利用ください。

ここから先は

335字 / 3画像

¥ 10,000

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?