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【2024年8月活動報告】 デザビレ×JCヌーボー共催セミナージュエリー、雑貨、アート系ブランドのための「アメリカ市場進出&来日外国人への販売のポイント」アートコンサルタント/デザインプロデューサー米山佳子 氏

活動報告


(今回の報告者は須藤さんです。)

本日の『JCヌーボー』は、 海外展開や来日外国人への販売をイメージするデザイナーやブランドの支援のため、 外部団体『台東デザイナーズビレッジ』様との共同開催でした。

【講師】 米山佳子 氏 アートコンサルタント/デザインプロデューサー 【講師経歴】 1998年 ニューヨーク近代美術館 MomA リテール部門 日本担当 エージェント コンサルタント 等 アートコンサルタントとしてご活躍

訪日外国人が多くなっている、今。 『外国人の見る点』として、アジア系と欧米系の外国人の視点の違いを伺いました。

アジア系観光客においては、 『日本で流行しているかどうか』 が重要であり、 欧米系観光客においては、 『SDGsに配慮している商品であること』 が重要であるという明確な違いがありました。

実際に例として『箸のセット』の写真を見ながら、 素材そのものから、 ギフト需要のパッケージの作り込み、 表記の仕方など、日本人が思いつかないような、細かい点の指摘がありました。

例えば、『夫婦箸』という商品の箸の長さですが
男性:長い 女性:短い というのがSDGsの観点からすると【5:ジェンダー平等を実践しよう】 という部分への配慮がないことになります。

日本人の感覚における『長さの違い』は、欧米系外国人には女性軽視に思われるとのことでした。

また、素材として「リサイクル」ではないプラスチックにも、欧米系外国人は反応するとこのことでした。
他にも『急須』の商品デザインを例にあげ、右利きの人しか使えない商品はあまり選ばれないとの話もありました。 多様性やSDGsについての意識が、欧米系外国人と、いまの私たち(日本人)では違うことを感じました。



質疑応答では、実際に海外バイヤーへの売り込みや、取引についての質問がありました。

現在進行形で行われている訪日外国人への販売や、海外展開を目指すブランドにとって、外国人が商品のどこを重視しているのかを、改めて気づく機会になったのではないでしょうか。

次回予告

JCヌーボーは、ジュエリーコーディネーター検定有資格者による勉強会です。
入会のお申し込みは公式サイトのお問合せフォームから御連絡ください。


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