ふくろう多門のビデオレター No.10

ふくろう多門のビデオレターでは、「土木グローバル化」をキーワードに、会長プロジェクトの活動、「ふくろう多門の土木対談」の内容などを紹介しています。
第10回は、前回に引き続き上田会長が10月に参加した韓国土木学会(KSCE)と米国土木学会(ASCE)の全国大会から、ASCEの大会について紹介します。

詳しくは土木学会tv「ふくろう多門の土木対談」をご覧ください。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLRALmeewpTqoKp7gGhXqoh_b_pNvYO9oH

上田会長に直接に意見や質問ができる「多門に多聞&多問」を開設しております。ぜひ皆さまからのご意見、ご質問をお寄せください!
https://committees.jsce.or.jp/chair/node/59

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皆さんこんにちは。10回目のビデオレターをお送りしたいと思います。今回は前回に続きまして10月に参加しました韓国土木学会KSCEそれから米国土木学会ASCEそれぞれの全国大会についてのご紹介の第2弾となります。

前回、KSCE大会の御紹介をしましたので、今回はASCECの全国大会の紹介をさせていただきます。JSCEは毎年の全国大会で、ASCECからも専門家を招聘し、国際行事としての研究討論会などを実施してきたところです。

ASCEもJSCEの全国大会への参加を招聘しており、JSCEから普通は会長を含んだ代表団を送っています。今回私がASCEの大会に参加したということになります。今回のASCE大会はアナハイム市で開催されました。皆さんご存知のように大谷翔平選手で有名なエンジェルスのホーム球場があるところです。

ASCE大会はJSCE大会と少し様相が異なっています。技術発表セッション、これがJSCE大会の本当に主要な部分となってるんですけれども、それがASCEの大会ではありません。ほぼ全てがJSCE大会における研究討論会のようなものとなっています。

これに加え、ASCE大会では見学会、それから親睦の場も用意されています。最も異なっている点がASCEの総会と各賞の表彰式もあわせて行っているところです。JSCEはそれら二つを別々の時期にやっていますが、ASCEは一つにまとめてコンパクトにやっているということになります。

今回は我々JSCEの訪問団としては我々が関与する研究討論会という企画はありませんでしたが、ASCEとJSCEとの間の協定文書の更新式、それから今後の交流活動に関する両学会の会長間の対談を行いました。

JSCEとしてはKSCEとの間で行われているような、両学会がお互いに国際研究討論会のような企画に代表を派遣し合うような、これは一例ですけれども、ある意味で現在よりより密度の濃い関係を継続的に行っていく、そういう状況を作ることを期待しているところです。

次回のビデオレターはJSCEが発足時から参加しておりますアジア土木学協会連合協議会ACCECのお話をしたいと思います。今後もふくろう多門のビデオレターでの情報発信をお楽しみに。

国内有数の工学系団体である土木学会は、「土木工学の進歩および土木事業の発達ならびに土木技術者の資質向上を図り、もって学術文化の進展と社会の発展に寄与する」ことを目指し、さまざまな活動を展開しています。 http://www.jsce.or.jp/