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洪水から氾濫へのメカニズムと防災

「防災科学の基礎講座」は、防災学術連携体に参加している学会・有志により作成された防災に関わる様々な解説動画を提供しているYouTubeチャンネルです。土木学会も防災学術連携体構成学会として、コンテンツを提供しています。

今回紹介する動画は、土木学会の水工学委員会が提供した「洪水から氾濫へのメカニズムと防災」です。

洪水から氾濫へのメカニズムと防災

2015年関東・東北豪雨における鬼怒川 の水害事例から豪雨 がもたらす水害の発生メカニズム について解説します。
河川流域の地形、土地利用、降雨分布、ダムなどがどのように洪水発生に影響するのかを理解できます。

講師:佐山敬洋(京都大学防災研究所)

日本の河川の特性と洪水・土砂災害の対策

我が国の河川の特徴 から、なぜ洪水 が発生しやすく、またそれに伴い土砂災害や流木災害が発生するのかを解説します。
日本の地形は土砂の生産 が多く、 沖積平野 が発達しています。洪水災害や土砂災害への対策についても解説します。

講師:竹林洋史(京都大学防災研究所)

近年の水災害と技術開発

近年の災害事例から被害の変遷や気候変動の影響が見て取れます。洪水時の河川の地形変化についても紹介し、令和2年7月豪雨による球磨川水害事例より河川の形状が洪水に与える影響を解説します。
さらに3Dハザードマップ やリアルタイム危険度情報などの最新のハザード情報についても紹介します。

講師:井上卓也 (広島大学)、岩﨑理樹 (北海道大学)、竹村吉晴 (中央大学)、旭一岳 (RiverLINK)

防災学術連携体とは

防災学術連携体とは、防災減災・災害復興に関わる学会のネットワークです。防災に関わる多分野の学会が、日本学術会議を要として集まり、学会の連携を進め、緊急事態時に学会間の緊密な連絡がとれるよう備えています。

土木学会はこの設立に深く関わるとともに、密接な連携を図り、分野横断的な防災の取り組みに強力しています。


国内有数の工学系団体である土木学会は、「土木工学の進歩および土木事業の発達ならびに土木技術者の資質向上を図り、もって学術文化の進展と社会の発展に寄与する」ことを目指し、さまざまな活動を展開しています。 http://www.jsce.or.jp/