「さくろす」【ボードゲーム】
Yukoです。先日大雪が降り、キャンパスが一面銀世界になりました。暖かい部屋から雪を眺めるのはいいものですね。
先日ふと思い立って、簡単な2人用のボードゲームを作ってみました。
しっくりくる名前が決まらないので、仮に「さくろす」と呼んでいます。
以下でルールを紹介します。
「さくろす」
◆ゲーム情報2人用・5分〜
◆プレイ
・5x5のマス目を用意します。
・空いているマスに、○を1つずつ交互に描いていきます。
・既にある○にタテヨコで接するように○を描いたら、接した○にXをつけます(今描いたものにはつけない)。
・Xをタテヨコナナメのいずれかに4つ並べたプレイヤーの勝利です!
1. 空きマスに○を描きます。
2. すでにある○に接したら、接した○全てにXをつけます。
3. Xを4つ並べたら勝利です!
以上です。簡単!
マスの数を変えることで複雑さを調整できますが、ゲームの性質上、これ以上マス目が大きくなると冗長になってしまうので、4~5マスがちょうどいいな、と感じます。
「簡単な紙ペン完全情報ゲーム」について思うこと
*ここでは、紙ペンは「紙とペンだけで遊べる」、完全情報ゲームは「非公開情報がないゲーム」と捉えてください。
Twitterでもこのゲームを投稿したのですが、今回作ってみて思ったのは、「マルバツゲームってすごい」ということ。
最適解を選べば必ず引き分けになることは知られていますが、それでも誰しもが遊んだ経験があるのではないでしょうか。
マルバツゲームのすごいところは、線を4本引けば始まってしまうことなんですよね。ノートの隅にマス目を書けば、もうゲームスタートです。とても始めやすい。
始めやすさに加えて、ゲームにアプローチしやすいというのもあります。
○かXをひたすら描き続けるだけという分かりやすさ、ピンチやチャンスが視覚化される直感性、それでいて初めて遊ぶ時にはある程度の思考が要求されるゲーム性、さらに単純だからこそ気軽に最適解探しもできます。
マスを4x4や5x5と変えることでゲームの複雑性を変えることができる、という自由度の高さも、長く親しまれる理由かもしれません。
こういった利便性やアプローチのしやすさが、国民的に有名なゲームとして生きながらえている理由なのかなと思います。Twitterで教えていただいた棒消し(あるいは三山崩し)も、似たような特徴を持っています。
スプラウトというゲームは非常にシンプルなゲームですが、とっつきにくさが少しあるなあとも思ってしまいます。マス目でプレイヤーの行動を視覚的に制限する、というのも広く遊ばれるために大切な条件だと感じます。
とはいえ、マルバツゲームは簡単です。子供の頃は楽しめても、大人になるにつれて面白味が薄くなる。できる限りシンプルで、かつ長く楽しめるゲームを作るのは難しいねぇ、と思った次第でした。
「さくろす」はスタートするために8本(4x4なら6本)の線を引きます。もう少しスタートのハードルを下げたいなあとは思いつつ、ひとまず形にしてみるというところで落ち着きました。
とはいえ気軽に遊べるので、お暇な時に遊んでみてください。
面白いと思います(思いたいです)。
Thank you for reading!
(February 6, 2022)
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