見出し画像

★悪魔×ゴーレム★

最終更新日:2022.10.17

0 はじめに

 デッキの説明に入る前にメソロギアにおける強いデッキについて説明します(ここは読み飛ばしてもOKです。)。メソロギアは,お互いの手札が開示されているため,読み合いを制することが勝利条件であると考えられがちですが,読み合いに依存してしまうと勝率 50%の壁を超えることはできません。

 そのため,「いかに読み合いを避けるか」or「いかに有利な読み合いを押し付けるか」を念頭にデッキ構築やプレイングを考える必要があります。つまり、メソロギアにおいて強いとされるデッキは,「①読み合いを避けるデッキ,②一方的に有利な読み合いを押し付けるデッキ」の2つに大別することができるのです※。

※各デッキの代表格
①読み合いを避ける
→ドラゴン,悪魔,魔導書,SP削減

②有利な読み合いを押し付ける
→バーサーカー,徘徊ヴァネッサ,凍結,アグロ

⇨①,②のどちらのデッキも触ってみて,どちらのコンセプトが馴染むか確認してみるのもいいと思います。

1 悪魔デッキって?

 11勝10敗 勝率52.3(微妙な勝率でマジで申し訳ない⋯。)

 まず、悪魔デッキの強さについてお話しします。悪魔デッキの強さは,①盤面干渉による攻撃・防御・SPチャージ妨害,②手札干渉による対面拒否&妨害の両方ができることです。前項で説明した「①読み合いを避けるデッキ」に該当します。
 また,召喚時発動効果で手札を破壊できるという点も悪魔ならではの強みです。メソロギアは「ターン開始時に手札が4枚になるようにドローされる」というルールがあります。悪魔の召喚時効果で手札を破壊することで,次ターンに2枚ドローすることができるのです。2枚ドローを繰り返してデッキを掘り進め,キーカードを拾いに行きます。
 一方,「読み合いを避ける」というコンセプトから正面からの殴り合いを苦手とします。いかに相手の土俵で戦わないかを意識し,相手のデッキを妨害しながら立ち回ります。
 リーサルパターンが複雑であるとともに,様々なデッキの動きの癖を理解する必要があることから,玄人向けのデッキと言えます。

2 リーサルのイメージ

 具体的な悪魔×ゴーレムデッキのリーサルイメージについて話します。

⑴ 悪魔

 手札発動効果によるバーン(魔界梟,首切りの悪魔),悪魔骸骨の手札発動効果でアタッカーを通す。

⑵ ゴーレム

 召喚時発動効果によるバーン(ゲへナ,怠慢)

 前半はゴーレムによるバーンでLIFEを削り,中盤は悪魔でデッキを掘り進め,最後に悪魔アタッカーを通して勝利します。10(ゴーレムや霊王)+8+3(首切りの悪魔+バーン)+3(バーン)=24 といったリーサルイメージだと思います。

前半はゴーレムを投げまくり,後半は悪魔でリーサルを取る。」イメージを持ちましょう。
 (勿論,相手のキーカードを破壊するために,序盤から悪魔の手札発動効果を使用することもあります。)。

3 各カードの採用理由

 ターン終了時に相手手札のチャージャーを破壊することができます。ほぼ全てのデッキはデッキコンセプトをチャージャーに依存しているため,チャージャー破壊によってデッキの初動を止めることができます。
 また,次ターンに出せるカードを絞ることもでき,相手の初動を大きく妨害することができるのです。

 なお,SP削減デッキにおけるキーカードでもあります。SP削減デッキはチャージャー破壊&SP削減によって相手の動きを制限し,長期戦を強いるデッキです。
 プレイヤーの力量が勝率に大きく影響するデッキの一つであり,公式大会において3連覇中のデッキです。お時間があれば使ってみてください。

 コスト0で投げることができる悪魔チャージャーです。手札発動効果はおまけみたいなものでその強さは「初手からSPチャージ&魔界梟を破壊して相手手札チャージャーを破壊できること」にあります。
 初手チャージャー破壊の強みは前述のとおりですが,コスト0で投げれる悪魔という点で破格の強さを誇ります。

 破壊無効効果を持つチャージャーです。上位帯で見られるドラゴンや悪魔デッキのメタとなります(盤面で破壊されない)。

 手札発動効果で相手手札のチャージャーを破壊しつつ3点バーンができる悪魔チャージャーです。手打ちすることはほとんどありません。 
 キュートスや首切りの悪魔の召喚時発動効果で破壊し,相手手札に干渉することで動きを妨害します。また,3点バーンをリーサルのために使用することもあります。優先権があり相手のLIFEが3以下であれば,ほぼ勝利が確定します。

 召喚時効果でバーンダメージを与えることのできるゴーレムチャージャーです。序盤のダメージソースとなります。脳死で投げてOKだと思います。また,おまけ程度の手札発動効果があります(ドロー時1ダメージ)ので,怠慢も手札にある場合は怠慢を投げてOKだと思います。

ゲヘナと同様。

 手札発動効果で相手手札のアタッカーを破壊しつつ3点バーンができる悪魔アタッカーです。
 正直,扱いが難しい1枚です。手打ちすることもあれば,相手の即死級アタッカーを破壊するために手札発動効果を使用することもあります。状況に応じた判断が求められます。
 破壊しておくべきアタッカーを列挙しておきますので,参考にしてください。

★破壊すべき即死級アタッカー★
・超龍ミスリル,機械神デウス・エクス・マキナ,魔人ホーリー,魔人ベルセルク,貪欲なカエル,メデューサ
(環境で多く見るものを選出)

 天候を変えつつ10点ダメージを与えることのできるアタッカー。流行りの竜巻デッキを対処するためのカード。確実に通せるときのみ投げるのが基本です。

 手札発動効果で盤面のチャージャーを破壊できる悪魔アタッカーです。手打ちすることはほとんどありません(リーサルの時くらい?)。
 優先権があるときに手札で構えれば,相手のSPチャージを妨害しつつ,召喚時効果も無効にすることができます。

 手札発動効果で墓地と山札から任意の悪魔を回収できる悪魔アタッカーです。手打ちすることはほとんどありません(リーサルの時くらい?)。
 回収した悪魔でリーサルを決めにいくことが多いです。(首切りの悪魔×悪魔骸骨orコキュートス×首切りの悪魔や魔界集)

 手札発動効果で盤面のアタッカーを破壊することができる悪魔ディフェンダーです。盤面のアタッカーを破壊して自身のアタッカーを通したり,相手の即死級アタッカーから守ることができます。
 基本的にメソロギアの勝利条件は「アタッカーを通してLIFEを0にすること」ですので,後出しで盤面のアタッカーに干渉できる手札発動効果は凄まじい意味を持ちます。悪魔骸骨1枚で防御不可の攻撃,完璧な防御の2つを両立させることができます。

 また,召喚時効果で全ての悪魔を破壊することができるため,3点以上のバーンを狙うことができます(シェイドで魔界梟や首切りの悪魔を回収して,悪魔骸骨で破壊することで強引にリーサルを狙います。)。
 リーサルを除き,基本的には手打ちすることが少ないカードです。

4 マリガンの優先度

(1) マリガンするカード

 ダークモンスター,悪魔王シェイド,霊王,悪魔骸骨
(天候への依存度が高いデッキと戦う時は霊王キープ)

(2) キープするカード

 ゲヘナ,ゴーレムの怠慢,バタリオン,コキュートス・デビル,魔界泉,首切りの悪魔
(優先度順に並べてみました。チャージャー3,アタッカー1くらいがよいと思います。)

5 対戦の流れ

(1) 序盤

 とにかく脳死でゴーレムを投げまくれ!!
 また,コキュートス×魔界梟で相手の手札を破壊しよう!!
 SPをチャージしつつ,バーンでLIFEを削り込む時間です。SPを20くらいまで貯めたら中盤に移行します。

(2) 中盤

 霊王や首切りの悪魔で相手LIFEを3〜6までに追い込みます。アタッカーを通しに行くフェーズです。

(3) 終盤

 相手の残りLIFEからリーサルを意識します。主なリーサルは以下の3つです。
①魔界泉or首切りの悪魔の悪魔のバーンで仕留める。
②ゴーレムのバーンで仕留める。
③首切りの悪魔×悪魔骸骨で仕留める。

(勿論、霊王やシェイドを通して勝つこともありますが,非常に稀です。頭の片隅に置いておくべきですが,霊王やシェイドを通すことを前提としたゲームメイクは,再現性の無さ,SP効率の悪さから避けるべきでしょう。)

6 不利対面

 一番の弱点はLOです。悪魔は「相手のディフェンダーに干渉することができない」という
大きな弱点があります。
 また,悪魔特有の手札破壊によってLOし易いということも懸念点です。LO対面はほぼ勝てないと考えてください。環境にLOが増えたら,ドラゴンデッキか魔導書デッキでしばき倒すことをオススメします。

7 おわりに

 少し文章がくどくて申し訳ありません。私自身,悪魔デッキを握ったことはほとんどないので,分からないなりに解釈してみました。
 しかし,ほぼ初見で使っても 7000帯で勝率 50%を超えるほどのデッキパワーがありますので,使って損のないデッキだとは思います。
 不明点等あれば質問してください。答えられる範囲でお答えしますー。

 最後になりますが,改めて名士到達おめでとうございます!!百鬼の方は全くの初心者なので,
また教えてください。以上よろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?