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分析から見えること

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小中学生を対象にした人材育成事業から,学力非依存の能力伸長評価の分析について紹介していきます。学術論文として執筆中の部分もありますので,あまり詳細な情報が載っていない場合もありま…
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#愛媛大学

知識とは「ものさし」だ

 学問とは何かをはかるための「ものさし」であり,学習とは「ものさし」の使い方を憶えること…

大橋淳史
5年前
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自由研究での成長の鍵は保護者の支援にある【後編】

後編のトピック ・自由研究への保護者の支援は時代とともに高まっている ・同一年齢で比較する…

大橋淳史
5年前
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自由研究での成長の鍵は保護者の支援にある【前編】

 子ども時代は,多くの疑問や不思議を感じます。自由研究は,そうした知的好奇心を伸ばし,失…

大橋淳史
5年前
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性別による進学率

 「誰でも使える統計オープンデータ」の勉強の一環で,e-Statを使って政府統計データの分析を…

大橋淳史
5年前
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女性研究者の比率は増えている?【学校基本調査編 part2】

 今回は,学校基本調査の統計分析によって,研究者への登竜門,博士課程の進学における女性比…

大橋淳史
5年前
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女性研究者の比率は増えている?【学校基本調査編 part1】

 前回の「女性研究者の比率は増えている?」では,日本化学会の会員数の推移を基にして化学領…

大橋淳史
5年前
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正解主義から脱しよう!【part2】

 『学校での過ごし方』に過剰に適合して,正解主義で物事を判断する危険性について,Part1に引き続いて考えてみましょう。 1 正解主義の弊害 学校教育では「正解」とされる原理や法則ですら,すべて未来への外挿に過ぎないことを,part1の最後で紹介しました。正解主義に陥った子どもは,正解のない不確かな状況を苦手としており,とくに研究(探究的活動)で特異な行動傾向が強く発現します(表2)。  たとえば,ある観察によって仮説(予想)が支持されたとしても,それは「正解」ではありま

正解主義から脱しよう!【part1】

 子どもは教育期間を通じて『学校での過ごし方』を覚えていきます。その方法には,たとえば学…

大橋淳史
5年前
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自己評価は何を測っているのか?

 人材育成事業の多くは,子どもの能力の伸長を自己評価で測定しています。自己評価を行う理由…

大橋淳史
6年前
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