競馬雑記帳 2020/7/30
JRDB永野昌治です。
函館記念・中京記念の大荒れを受けて、キャリーオーバー発生で迎えた先週のWIN5は前週の約5倍の約33億8133万円の売上。
この数字は2018年のブラストワンピースが勝った有馬記念の日のキャリーオーバーを受けての2018年12月28日の34億9934万円に次ぐ金額。
ただこれだけ売れた為に、キャリーオーバーを含めての期待値は0.847と前週的中ゼロでのキャリーオーバー時では最低の数字。キャリーオーバーなしの期待値0.7と大きくは変らない。
ちなみにこれまで一番期待値が高かったのは2013年メイショウマンボの秋華賞当日で1.088。前週の的中1票(当時は払戻し最高は2億円)でのキャリーオーバー3億7825万円を受けてのもので、その週の売上も10億8204万円と最近ほどキャリーオーバーの翌週は売れるという傾向にはなかった。
キャリーオーバー発生時に、普段WIN5を買わないひとが参戦というのは、期待値が通常より高いので正解かも知れない。しかし、普段からWIN5に参戦しているひとがキャリーオーバーだからと普段の倍の金額を投資していれば、期待値的にはそこでもう負けているかも。
JRA側から見れば、キャリーオーバーの金額は売上から控除を引いた額なので、何の痛みもない。それをエサにして普段より25億円売上が上がれば30%の7億5000万円はフトコロに入る。
それを考えると、最高配当を6億円にするより、最高配当2億円でキャリーオーバー発生の機会を増やす方が、利益を上げることができると思うのだが。
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