競馬雑記帳-モズアスコット

競馬雑記帳 2020/2/17

photo by Rumi Enokida

JRDB永野昌治です。

今週末は、JRAでの今年最初のGⅠフェブラリーS。

昨年暮れのチャンピオンズCの上位2頭のクリソベリルとゴールドドリームがサウジカップに参戦、西のステップレース東海Sを勝ったダートの新星エアアルマスが骨折の為その名がないが、昨年の勝馬インティや、一昨年の勝馬ノンコノユメなどが名乗りを挙げた。

インティ(一週前)

2020年2月12日 インティ 

昨年は14頭立てだったが、今年はフルゲートになりそう。

登録馬には、先のノンコノユメを含めて3頭の地方競馬所属の馬も。
フェブラリーSはJRAのGⅠのなかで、唯一地方競馬所属馬の優勝のあるレース。
GⅠに昇格して3年目に岩手のメイセイオペラが制している。GⅠに昇格して以降今年まで唯一この年だけが、フェブラリーSなのに1月に行われており、少し異質な年だったと言える。

最近は地方所属馬の参戦自体も少なくなったが、今年はこのレースに実績のあるノンコノユメがどんなレースを見せるか。

東のステップレースの根岸Sを初ダートながら快勝したモズアスコットには、JRAの芝とダートの両方のGⅠ制覇がかかる。

モズアスコット(一週前)

2020年2月12日 モズアスコット 

過去、JRAの3歳以上の芝とダートの両方のGⅠを制したのは、アグネスデジタルとクロフネだけ。
この両馬とモズアスコットには外国産馬という共通点も。

海外や地方まで範囲を広げれば皐月賞とドバイWCを勝ったヴィクトワールピサがいるが、もう1頭印象的な馬が。

2冠馬ベガが人気を集めたエリザベス女王杯で関テレの馬場アナに

「ベガはベガでもホクトベガ」

と言わしめたホクトベガ。
芝のGⅠはこのエリザベス女王杯だけだが、地方交流のGⅠ級を7勝している。
そのホクトベガのJRAでの最後の勝ちクラは、96年のフェブラリーS。
フェブラリーSのGⅠ昇格がもう一年早かったら、芝・ダート両方のGⅠ制覇の最初の馬はホクトベガだったかも。

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