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競馬雑記帳 2021/1/21

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JRDB永野です。

すでに種牡馬は引退していたが、クロフネが死亡したというニュースが。

個体差はあるとはいえ、23歳で老衰というのはちょっと早い気もする。

競走馬としては2歳の秋から3歳の秋までと実働は1年あまりだったが、その間に芝とダートでGⅠ勝ち。
ほかにもJRAの芝とダートの両方のGⅠを勝った馬は何頭かいるが、いずれも5歳になってからなので、クロフネの能力の高さがうかがえる。

3歳秋にダート路線を歩んだのは、当時の外国産馬に関する出走制限の影響があり、本当は秋の天皇賞に使いたかったのだが、外国産馬の出走枠2頭に入れずに、その前日の武蔵野Sを使って2着のイーグルカフェに9馬身という差を付けての圧勝。そのままジャパンカップダートも圧勝ということに。

この時、アグネスデジタルが天皇賞に手を挙げなければ、クロフネのダートの能力は隠されたままだったかもしれない。

種牡馬としては、現在までの産駒の平地GⅠ勝馬8頭のうち6頭が牝馬と圧倒的に牝馬が好成績。
平地重賞競走勝ちは1800Mまでと傾向はハッキリしている。
まだ、暫く産駒はいるだけに、この傾向は覚えていて損はない。

残る産駒は今年2歳の世代までだが、現3歳ではソダシがおり、最後の世代からも大物が出現する可能性はあるが、出るなら牝馬のマイラーだろう。

母父としてもすでに活躍馬を送り出しており、昨年のグランプリ競走連勝のクロノジェネシスと香港カップ勝ちのノームコアの姉妹やデビューから無疵で昨年暮れのチャレンジカップを勝ったレイパパレなど確実に血統表にその名は残していきそう。

今週末の東海ステークスには、クロフネが母父のハヤヤッコが出走予定。
この馬は、父、母、母父、母母が金子氏の所有馬で、祖父に捧げる白星なら、あまりにも出来過ぎ。

出走表等は、JRA発表のものをご確認ください

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