競馬雑記帳 2022/01/19
JRDB永野です。
先日発表のあった2021年度のJRA賞の各部門は大方予想通り。
ひとつだけ、違和感があったのは最優秀4歳以上牝馬の部門。
海外でGⅠを3勝したラヴスオンリーユーが受賞したことに意義はないが、その票数がラヴズオンリーユーが251票で、国内でGⅠを2勝したグランアレグリアが31票。活躍の度合いにそれほどの開きがあるとは思われないのだが。
それには、グランアレグリアは、「最優秀短距離馬」のタイトルがあるからという考えが多かったからか。実際284票を集めて2年連続の選出となっている。
ただ、一昨年はスプリンターズS勝ちがあったので、「最優秀短距離馬」は当然の受賞だったが、昨年度のグランアレグリアはマイル以上の距離にしか出走しておらず、それで「最優秀短距離馬」というのは、違和感がある。
2006年の「最優秀短距離馬」にダイワメジャーが選ばれた際も同じような感じ。
この年のダイワメジャーの競走成績は、天皇賞・秋とマイルCSのGⅠ2勝を含めて4勝、有馬記念ではディープインパクトの3着に入っており、走った距離は1600M~2500M。スプリンターズSを海外のテイクオーバーターゲットに勝たれて短距離路線の目立った活躍馬がおらず、最優秀4歳以上牡馬にはディープがいたので苦肉の策的な選出だったように思う。
その前例ありで今回のグランレグリアの「最優秀短距離馬」なら今後にもおいての悪い例になりかねない気がするだが。
短距離馬の地位向上のためにも距離のカテゴリは明確にした方が良いとおもうのだが。
出走表等は、JRA発表のものをご確認ください
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