競馬雑記帳 2020/8/27
JRDB永野昌治です。
こういう仕事をしていると、なるべくあちらこちらにアンテナを張るようにはしているのだが、長年の思い込みからスルーしてしまっていることも。
今週末に行われる九州産馬限定のオープン特別ひまわり賞に、小倉の開幕週のフェニックス賞を勝ったヨカヨカが登録。ここを勝って収得賞金を増やして桜花賞の切符を確定かと思ってヨカヨカの収得賞金を見ると1000万。
?!。
新馬戦で400万、賞金1600万のフェニックス賞を勝ったのだがら半額の800万を追加しての1200万では?。確認するとダリア賞を勝ったブルーバードの収得賞金も1000万円。九州産だから減額という理不尽なことではなさそうだ。
調べてみるとリステッド競走が出来た昨年から算入する額が細分化されている。
2歳戦ではリステッド勝ちなら800万、それ以外のオープンなら600万、九州産限定のオープンなら500万。重賞もGⅠ・Ⅱはこれまで通り1・2着は賞金の半額だが、GⅢの場合は1着は1600万、2着は600万に固定されている。
ということで、ヨカヨカは新馬の400万とオープン特別の600万で収得賞金は1000万。このあとひまわり賞を勝てば収得賞金は1500万に。
ただ、3歳戦のリステッド競走勝ちの取得賞金への算入額は1200万で、賞金2000万の半額よりも大きい。1勝馬でも3歳戦のリステッド競走を勝てば収得賞金は1600万に。
今年の桜花賞は収得賞金1100万で出走可能だったが、さて来年は。
意外とひまわり賞の収得賞金算入が他のオープン特別より100万少ないのが効いてきたりして。
夏競馬を2週残して、秋競馬ひと開催目の中山・中京の開催も無観客競馬になることが発表。
先週の札幌記念を勝ったノームコアの鞍上の横山典騎手は「無観客競馬が馬にとって良かった」とコメントしているように、競走馬にとって走る際の環境としては悪くない。
ただ、現2歳馬のように無観客しか経験していない馬が、いざ大観衆を前にした時に同じパフォーマンスが出来るか心配になる。
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