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競馬雑記帳 2020/11/18

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JRDB永野です。


今週末はマイルチャンピオンシップ。
37回目にして初めて、京都を離れて阪神で行われます。

マイルCSと言えば、必ず持ち出されるのが、1989年のオグリキャップとバンブーメモリーの叩き合い。そして、オグリが連闘でジャパンカップに臨んでホーリックスとの死闘。

しかし、あまり触れられないが、ここまでのオグリ臨戦過程は今では考えられない。
今で言う3歳の暮れに有馬記念を制したオグリは、4歳春は脚元の不安で全休。秋にオールカマーでの復帰戦を勝利で飾ると、中2週で毎日王冠(1着)、更に中2週で天皇賞・秋(2着)、また中2週でマイルCSというローテーションだった。最終的には4歳秋には6走している。
現在は秋には3走というのが普通で、こんな使い方をすれば批判を浴びることになると思う。

さて、マイルCSは嘗ては連覇する馬が結構多かった。
第1回と第2回を連覇したニホンピロウイナーに始まり、ダイタクヘリオス、タイキシャトル、デュランダル、ダイワメジャーと第24回までに5頭が連覇を果している。
それ以降は連覇する馬は現れていないが、今年はインディチャンプが連覇に挑む。ただ、連覇した5頭のうち4頭は同じ鞍上でのもの。タイキシャトルだけが、横山典騎手と岡部騎手で勝っている。今回のインディチャンプは昨年は池添騎手で今年は福永騎手が騎乗、さてどうなるか。


また、マスコミで言われているのが、1番人気が連敗中ということ。1番人気が勝ったのは2009年のカンパニーが最後で、昨年のダノンプレミアムまで10連敗中。
加えて、牝馬は2008年のブルーメンブラットを最後に勝ちはなく、過去全体でも牝馬の勝ち馬は4頭だけ。

今年1番人気に支持されるであろう、グランアレグリアにとってはイヤなデータだが、牝馬の不振は単に強い牝馬が出走していないだけで、90年代まで遡るが1番人気に支持れた牝馬は3頭で4回、2勝2着2回とキッチリと結果を出している。

グランアレグリア自身は同じ阪神のマイル戦の桜花賞、古馬との初対戦となった阪神Cを圧勝しており、直線に坂のある阪神の適性は高い。
鞍上のルメール騎手は天皇賞・秋に続いて先週のエリザベス女王杯勝ち。GⅠの連続勝利は同じくルメール騎手が18年の秋華賞からJBCスプリントまでで記録した4連勝。来週のアーモンドアイも有力だけに記録更新に向けここは負けられないか。

出走表等は、JRA発表のものをご確認ください

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