競馬雑記帳　2022/09/09

ＪＲＤＢ永野です。

今週はフランスで騎乗する武豊騎手のデビューは1987年。アイドルホースのオグリキャップのＪＲＡでのデビュー戦は1988年春のペガサスステークス。爆発的人気となったダービースタリオンの１作目のファミコン版の発売が1991年。電話投票も電話口での口頭ではなく、データ通信での投票になったのもこの頃、初期にはファミコンが投票のツールになっていた。この３～４年の間に競馬の環境は大きく変り、市民権を得て売上も大きく伸びた。

現在はどうか。
スマートフォン向けゲームアプリの「ウマ娘」の流行。タレント性の高い今村騎手のデビューに加え、かねてから希望していたフランスのミシェル騎手がＪＲＡの通年の免許を申請したとか。馬券の投票もＡＩを使っての予想など進化している。あとはアイドルホースさえいれば1990年代前半の競馬ブームのようになるかもしれない。

今週から秋競馬でこれから５週間は２場開催。加えて３歳未勝利戦が終了したので出走馬の数は夏競馬ほどではない。その分騎手が余ってくるはずだが、今村騎手は先週よりは少ないとはいえ土曜７クラ、日曜８クラと勢いは止まらない。

今村騎手は３月のデビューから先週の夏競馬終了までの間で稼いだ賞金は４億２千２百９０万円。騎手の進上金は5％なので２１００万円あまり。加えて騎乗手当ては一般競走で27500円、重賞だと44500円。今村騎手は先週まで重賞６クラを含めて３４４クラに騎乗。騎乗手当てだけで９８３万７０００円とほぼ１千万円。
高卒女子の初任給は約１５８４００円らしいので、ボーナスが３ヶ月あったとして年収は２４０万円弱。

危険と隣り合わせの仕事。この金額を多いと見るか、少ないと見るか。