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メインレースを多角的に考える~米子ステークス~
作成者 松本倫太朗(@staygoldsan)
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JRDBには数多くのデータがあるのですが、それを一体どう使えばいいんだ?という疑問にお答えするためにこの記事を作ってみました。考え方の1つとしてご参考にしていただければ幸いです。(あくまで松本的な考え方です)
IDM(能力指数)上位5頭の吟味(適性を基に、今回のどの程度のパフォーマンスを披露できるかを考える)
⇩
情報系指数(トラックマンの印等の分析)からIDM上位が信頼できるかを判断&穴馬を抽出
⇩
展開予想から穴馬を抽出
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直前情報(パドック・オッズ・馬具変更・脚元の状態)で最終判断
おおよそこの流れです。
IDM上位馬を吟味する
()内はIDMの数値
⑪グラティアス(70.2)
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2走前の東風Sは勝負所で前が詰まってしまい、坂を上りきってから浮上。
![](https://assets.st-note.com/img/1655452702570-iuuSCRxbZk.png)
前走の感じではマイルでも問題ないと思います
前走のダービー卿CTは、早く仕掛けてしまった分、差し勢に飲まれる形になってしまいました。
タイミングが合っていないだけなので、順当に力を発揮できれば勝ち負けできるはず。
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①ヴァリアメンテ(65.0)
![](https://assets.st-note.com/img/1655452440612-uUw4x627UW.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1655460464186-Ys4eqMU0gS.png?width=800)
4走前の茨城新聞杯でIDM60をマークしてから2戦足踏み。
逆瀬川Sはこの馬にしては速いペースで流れてしまい、いい脚を少ししか使えず。
![](https://assets.st-note.com/img/1655427935917-C4pst3oYxZ.png)
サンタクロースSは、序盤こそゆったりとしたペースでしたが、後半が一貫ペースになり持続力勝負。4角で外に振られた不利も響き、伸びきれませんでした。
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現状は前走のような、後半3Fで32秒~33秒台が求められる上がり勝負が向いていると思います。
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今回は割とペースが流れそうなメンバー構成なので、適性的には合わないかなと。
⑭ウインカーネリアン(64.0)
![](https://assets.st-note.com/img/1655452851400-mDwegUWkej.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1655460586993-yzb18KWTrX.png?width=800)
2走前の六甲Sは長期休養明け&差し決着だったので参考外でOK。
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前走の谷川岳Sでは前有利な展開に恵まれたとはいえ、力が一枚上の印象でした。
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時計の速い決着にも対応でき、上がりの速いレース・掛かるレースの両方とも対応可能。グラティアスに逆転する可能性があるならこの馬では?と思っています。
⑦エアファンディタ(63.4)
![](https://assets.st-note.com/img/1655454053334-dgkSz4LngP.png?width=800)
強い勝ち方をする時もあれば、前走のように大敗する時もある非常に厄介なタイプ。
![](https://assets.st-note.com/img/1655454166735-SAFGecmNR2.png?width=800)
ポカをする時の多くがテンの2F目が10秒台の時なんですよね。前半から急かされるとダメなタイプっぽいです。
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二つ前の馬の際にも書きましたが、ペースが速くなりそうな今回は適性的には合ってない。そう捉えています。
⑨エイシンチラー(63.3)
![](https://assets.st-note.com/img/1655454697112-okPwspENh4.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1655454762407-mEoJh9p5Pe.png?width=800)
2走前の東京新聞杯は序盤の不利が尾を引いて6着。前走は直線入り口で外に切り返す不利がありながらも2着に浮上。
![](https://assets.st-note.com/img/1655454913937-qKBCszzbSJ.png)
現状、時計勝負には対応できていないので、当日の馬場状況には注意が必要。1分33秒台~34秒台の決着になりそうなコンディションならIDM上位との差はさほどないと思います。
データを吟味する
情報系指数
加点したいのは一つ上👆で取り上げた⑨エイシンチラー。以前から取り上げているように、「情報系指数(とくに調教指数)は基準人気より上の評価順なら注意!」です。
そういえば先週のエプソムCを勝ったノースブリッジはこれを満たしていましたね。
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さて、話をエイシンチラーに戻しまして、この馬は基準7番人気ながら「調教指数」は4番手評価。厩舎指数に関しても6番手とまずまず。押さえておいて損はない馬だと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1655456044270-MGo3EZ6pNE.png?width=800)
展開
阪神の芝1600mは意外にもテン指数上位が残ってしまうことがあるんですよね。ただ、今回の該当馬はウインカーネリアンを除いて他のデータがイマイチなので見送りが賢明かも。
≪テン指数1位≫③エントシャイデン
≪テン指数2位≫⑥サトノフェイバー
≪テン指数3位≫⑭ウインカーネリアン
上がり指数上位は、配当妙味こそありませんが、3位以内なら複勝率40%台とまずまずな成績を残しています。(OPクラスでは)
この中で面白そうなのは②シャーレイポピー。
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阪神マイル戦でパフォーマンスを上げてくる馬なので、今回もIDM60台中盤を出せる可能性があります。
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〈上がり指数1位〉④スーパーフェザー
〈上がり指数2位〉①ヴァリアメンテ
〈上がり指数3位〉②シャーレイポピー
スーパーフェザーは、前走展開が向かず5着。今回勝つまでは厳しいかもですが、3着なら可能性ありそう
直前情報で注目したいポイント
①ヴァリアメンテ
近3走の馬体表記は「余」。今回「良」なら加点はしたいところ。
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⑨エイシンチラー
近3走のパドックのおいての「気配」は「チャカつく」→「チャカつく」→「不安定」。あまりにも暴れていたら減点ですが、多少テンションが高いくらいなら特に気にしなくてもOKです。
![](https://assets.st-note.com/img/1655461737513-Y4ZyfxI5us.png?width=800)
⑪グラティアス
好走できるのか?の判断の一つにパドック点とオッズ点が使えます。「両方点数が入らないとダメ」このニュアンスでOKだと思います。
あとは休み明けなので馬体表記が「余」なら減点。
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⑭ウインカーネリアン
パドック点の有無が大事な馬。点が入っていた時の戦績は以下の通り。掲示板を外したことがないんですよね。
![](https://assets.st-note.com/img/1655461960075-lhSz7yglIG.png?width=800)
※米子Sはnoteでも直前情報を公開する予定です。
※noteではレースの10分~15分前に更新予定です。なお、状況によりレース直前の更新となる可能性がございます。予めご了承下さい。
まとめ
・IDM1番手のグラティアスが中心。休養明けなのでパドック点や馬体表記は特に注意したい。
・ウインカーネリアンとエイシンチラーが逆転候補。
・3着争いは混戦なので、手広く行くか3連関係は買わない方がいいかも。
直前情報
ヴァリアメンテの馬体表記は「余」のまま
グラティアスがオッズ点とパドック点ともに点数入り。馬体表記も「良」
ウインカーネリアンはギリギリですがパドック点入り。
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