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CBC賞 出走情報を踏まえて

村山弘樹です。

サラブレ7月号において、紙幅の都合や締め切り時に出否が未定で触れられなかった有力馬について簡単にまとめます。

CBC賞

クリノガウディー

 1番人気を集めるであろうクリノガウディーは、中10週以上の19年中京記念が2着で、20年東京新聞杯が3着。信楽牧場からの放牧明けで結果を残しており、今回の間隔でも力を出せます。ただ、阪急杯7着→高松宮記念で1位入線(4着に降着)したように、朝日杯FS以降は良績が左回りに集中。阪神開催がどう影響するか気になります。

誌面ではこのように記しました。放牧明けで力を発揮できるので、間隔自体は全く問題なし。中間の坂路調教では反応も良く見えました。力の要る馬場にも適性があり、課題は右回りでどうかだけ。

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私は、左回りベストながら、右回りでも大丈夫と考えています。そもそも新馬戦や朝日杯FSは右回りでも走れていました。マイルCSくらい走れれば今回のメンバーでは好走できる計算です。阪急杯ではたしかにパフォーマンスを落としています。ただ、これは森裕騎手で引っかかり気味の追走になった影響が大きいと思えます。1200mで横山典騎手ならそのロスもないはずで、58キロでも好勝負できるでしょう。

レッドアンシェル

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近2走の内容をどう捉えるかだけでしょう。京王杯SCを見る限り、直線での手応えから、距離短縮で一変できる可能性は残しています。調教評価の矢印も真上を向いています。

アウィルアウェイ

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ノーザンF育成の短距離馬は、重賞では評価を下げるべき。人気になるわりに好走率・回収率が伴わないことが1番の理由です。しかし、今回は5番人気付近になりそう。このくらいなら育成を理由に軽視する必要はないでしょう。

レースのたびに放牧に出ているので、大きな放牧効果があるとは言えません。それでも、持ち時計がない同馬にとって稍重になりそうな馬場はプラスです。

ディメンシオン

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阪神牝馬Sではサウンドキアラ、スカーレットカラーの次。JRDBの能力指数(IDM)の値が高く、放牧新聞では「競走馬」と「厩舎」がともに赤背景になっています。揉まれない外枠でスムーズな競馬が期待できる今回は、好走できる要素が集まっています。あとは1200m適性だけ。

グランドロワ

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パラダイスS当日の東京芝は、最内1頭分を狙う馬が何頭か見られた。しかし、結局のところ全馬失速しており、馬場は中~外目の方が良い状態であった。そのなかでHペース逃げを演じ、馬場の最内を通って0.4秒差は好内容と言える。内枠の先行馬で、湿った馬場の阪神で良績が多数。レース適性は高いとみる。

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ラジオNIKKEI賞は、コーナー4回の競馬にも対応可能なサクラトジュールを◎に。堀厩舎×KSトレセンは該当数が少ないものの好走率優秀。

noteのケツ

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