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競馬雑記帳 2024/05/30

JRDB永野です。

ダービーはダノンデサイルが9番人気の低評価を覆しての快勝。京成杯でレース中にボロをしながら走って勝ったのはやはり大物の片鱗だった。

デビューから1度も1番人気に支持されることなくダービーを勝ったのは、グレード制導入以降では、アグネスフライト、ワンアンドオンリーに次ぐ3頭目。そのうち2頭が横山典騎手の手綱によるものとは。

エピファネイア産駒は、桜花賞のステレンボッシュ、ヴィクトリアMのテンハッピーローズに続きこの春3頭目のGⅠ馬。ダノンデサイルが他のエピファネイア産駒と違うのはサンデーサイレンスのクロスをもたないこと。これまでエピファネイア産駒の活躍馬でサンデーのクロスがなかったのは府中牝馬S勝ちのイズジョーノキセキくらい。

エピファネイア自身、父系は非サンデーで、母父父がサンデーという血統で、サンデー産駒を父にもつ牝馬とならサンデーの4×3となるので、内国産の牝馬との配合が多かったが、ダノンデサイルの登場で良血の輸入牝馬が集まってくるかも。

ダービーウィークに、テレビはもちろん、電車や街中のヴィジョンでもしきりに流れたJRAのCM。キャラクター3人の衣装は紅白で、真っ白な背景に真っ赤な絨毯。これだけ紅白が強調されていれば、紅白の勝負服がヒントだったかも。
ただ、紅白がヒントとわかってもデサイルよりもエアズロックに行ってしまうだろうな~。

今週から夏競馬、2歳戦がスタート。3歳馬は未勝利戦以外は古馬との対戦に。
1勝クラスでは1年かけて1勝クラスを勝てなかった4歳上の馬とこの時期に勝ち上がっている3歳馬との対戦で、3歳馬が優勢は明らか。

昨年の夏競馬開幕週の平地3歳上1勝クラスの成績は、3歳馬が【9-7-6-50】に対して4歳馬は【2-4-5-45】。5歳上の馬は馬券対象なしという結果。
更に3歳馬有利を加速させそうなポイントが。
2200m未満の定量の斤量は3歳が55キロ、4歳上が58キロというのは昨年と同じだが、3歳戦の馬齢重量が昨年は56キロだったのが今年は57キロになっており、3歳戦から2キロ減となり、より軽量感が出るのではないか。



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