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競馬稼業はつらいよ 【IDM◎{2歳}:距離】

競馬データ分析 レベルアップ講座

 引き続きIDM◎のデータ分析です。
 今回から数回、IDMの距離区分別成績をみていきましょう。(ここでのIDMとは「IDM調整値」のことです)

 なお、2歳戦は、3歳以上とは、レースの質が異なるため、集計を分けました。また、新馬戦は指数の算出の仕方が違うため、集計から除外しています。

 2歳戦は、長距離戦がなく、芝は{短マイル6:中距離4}、ダートは{短マイル5:中距離5}の割合で、番組が編成されています。

 芝は、非根幹距離となる1400m区分と1800m区分の成績が良く、総合的にみると、ばらつきの大きい結果となっています。
 一方、ダートは、距離が短いほど成績が良く、距離が延びるにしたがって、成績が段階的に低下しています。

 2歳戦は、2~3戦の馬がほとんどで、過去の実績だけでは判断しかねるところがあります。
 特に芝の場合は、デビュー戦と2戦目の走りが全く違いケースもあり、IDM印が{▲・注}らが巻き返してくる事例も少なくありません。1800mを超えるレースで顕著になります。
 ダートの場合は、短距離になるほど成績が良くなっているように、純粋にスピード性能の違いが結果に表れます。逆に、1800mという2歳馬にとって過酷な条件になると、スタミナ性能が求められるため、たとえば前走1600m以下で指数を高く出した馬は成績が悪化します。
 このあたりの詳細分析は、追ってご紹介します。

IDM【あい・でぃー・えむ】
「インデックスメモリー」の略称。スピード数値に記憶(レース内容、馬場状態、当日の馬のコンディション等)を数値化したものです。

もちろん、馬の状態、馬装具点検は肉眼で同じ場所で客観的に観るようにしています。ようするに競馬は時計だけではなく「記憶」も重要ではないかとの理論です。

⇒次回に続く



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阪神11R京都記念・G2  

◎10番レッドジェネシス(13着):休み明けもきっちり仕上がる。
○06番ユーバーレーベン(5着):休み明けもほぼ仕上がる。
▲09番ジェラルディーナ(4着):煩い面見せるも仕上げ良い。
注04番レッドガラン(6着):馬体ふっくら見せ順調。
△05番サンレイポケット(3着):休み明けもほぼ仕上がる。
▽02番マリアエレーナ(8着):脚捌き少し硬いが仕上げ良い。
☆12番マカヒキ(11着):休み明けもほぼ仕上がる。ハミ替え。

結果
*11番が外からハナに立ち、▽2番が2番手、○6番は好位の外、*1番が好位の内、注4番が中団の中、△5番は中団の中、▲9番が後方、◎10番は出遅れて最後方から追走。直線、*11番がそのまま逃切り、快勝。*1番が内から伸びて、2着確保、△5番は馬群の中から伸び、3着確保。

次走 コメント

全体的に仕上げレベル低く…

◎10番は、スタート一息、道中、動くも…。直線では失速。使いつつ良くなるか。
○6番は、相変わらず詰めの甘さ残る。
▲9番は、仕上がっていたが、スローペースで展開不向き。次走、それなりに。
*11番は、開幕週馬場、ハナ切り、スローペースに持ち込み。次走、?
*1番は、開幕週馬場を活かして、道中、内々を回れたのが奏功した感。

ではでは グッドラック!

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