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競走馬の疾病 ~蟻洞(ぎどう)~
橋浜保子です。
蟻洞(ぎどう)を簡単に説明すると、蹄の角質層の中に空洞ができる蹄病です。
一度発症すると、再発しやすいです。
蟻洞を発症する要因には、過度の乾燥、硬地上での疲労、馬房内や蹄の不衛生、穀物の摂取方や、逆に摂取不足などが挙げられます。
その他のにも、慢性蹄葉炎(まんせいていようえん)や白線裂(はくええれつ)から継発することもあります。
蟻洞の例
蹄鉄を外して、蹄底(蹄の裏側)を確認しないとわかりにくい蟻洞の例です。
蹄側部の蹄壁がボロボロになっていて、蹄尖(ていせん)部にも縦に亀裂が入っています。
蹄底を確認すると、白線の内側に、小豆大(あずきだい)の空洞ができているのがわかります。
蟻洞は早期に発見して治療を開始し、治療を継続してもらえるかどうかで、その後の馬生が大きく左右されます。
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— 馬医者Shun|獣医学YouTube (@Shun_equi_vet) June 9, 2020
次回は、重度の蟻洞について説明します。
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