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競馬雑記帳 2020/5/12

JRDB永野昌治です。

現在、WOWOWで放送されている、池井戸ドラマの「鉄の骨」に、裏金の資金洗浄の方法として競走馬が登場する。

建設族の国会議員に談合の口利きなど便宜の見返りとして、議員とは関連のなさそうな経営コンサルタントに送金をする。その経営コンサルタントが議員のファミリー企業の牧場から競走馬を購入する。ワイロはこうして表へと出てくる。金の流れだけなら不明朗な点は無いように思えるが、議員の内偵をしてる地検は競走馬の値段と競走成績からカラクリを疑う。3000万円で購入した馬の獲得賞金が30万円だったり、未出走のままだったりと。毎年何頭もこういう馬ばかりではさすがに怪しいというわけ。競走馬の値段なんてあってないようなものだが、この数字だとコンサルタント会社の利益と馬主としての支出のバランスが悪すぎというわけ。

ドラマなどではよく、横領した金を競馬などのギャンブルにつぎ込む設定はあるが、裏金の資金洗浄は新しい視点かも。

値段のあってないような競走馬。今年のJRAの育成馬のブリーズアップセールは入札によって行われたので、例年のようにセリで金額が釣り上がることがなく、最高価格は牡馬の場合昨年の半分、平均価格も牡馬は昨年の1527万円から1039万円と三分の二に。購買者にとっては例年よりリーズナブルだったが、入札の為、どうしても欲しい馬が確実に落札出来ることにはならなかったのだが。

落札された馬は、順次トレセンに入厩しているが、例年ならトレセンへ入る為の出発先が「中山ブリーズアップセール」となっているのだが、今年は「不明」の表記。JRDBとしては、「ブリーズアップセール」と表示されるように調整中。2018年産の馬たちのデビューまでにあと3週と少し。

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