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競馬雑記帳 2021/2/11

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JRDB永野です。

2019年の宝塚記念と有馬記念を勝ったリスグラシューに初仔が生まれたというニュースが。

モーリスとの間の牡馬で父母合わせて10冠が話題に。

活躍牝馬の産駒は○○冠ベイビーという言われ方をするが、実際の活躍はどうなのか?

数多くのタイトルを獲得して日本で繁殖牝馬となったのは、ジェンティルドンナ(7冠)、ブエナビスタ(6冠)、メジロドーベル・アパパネ(5冠)、ダイワスカーレット・リスグラシュー(4冠)。ここに今年から9冠のアーモンドアイが加わる。

一方種牡馬は、テイエムオペラオー・ディープインパクト・キタサンブラックの7冠が最多と考えるのか、海外GⅠもひとつのタイトルなら、地方交流のGⅠもタイトルという考えで、コパンノリッキーの11冠、ホッコータルマエの10冠、ヴァーミリアン・エスポワールシチーの9冠と7冠超えが存在する。

更に、これから産駒が活躍するであろう、ロードカナロアとモーリスは6冠ということになる。

これらの父母の組み併せでは、ディープインパクト×メジロドーベルのメジロダイボサツ(2008年産)が12冠馬ベイビーだが、戦績が未勝利戦を勝ち上がっただけ。

アパパネは供用初年度から4頭連続で12冠ベイビーとなるディープの産駒を産んでいる。コンスタントに勝ち上がりはするのだが、まだ重賞勝馬は出ていない。今週末のクイーンCに出走予定のアカイトリノムスメが孝行娘となるか。

その12冠を超えたのが現3歳世代の、父モーリス×母ジェンティルドナのジェネラルディーナで、父母合わせて13冠。ジェンティルドンナの今年の2歳産駒は父がロードカナロアで、こちらも父母合わせて13冠。

6冠牝馬のブエナビスタの産駒では、現3歳世代がモーリス産駒でその下2世代がロードカナロア産駒で12冠ベイビー。モーリス産駒のブエナベントゥーラはここまで3戦して1勝の戦績。

こうして見ると父母ともに偉大なのはプレッシャーなのか。突き抜けた活躍馬は出ていない。

さて、9冠馬アーモンドアイである。
初年度の今年の配合相手はエピファネイアが有力だとか。
アーモンドアイ自身、父父がキングカメハメハで母父がサンデーサイレンス。この血統だと、サンデーやキンカメの直子やその孫世代の種牡馬も付けにくい。

例えば、この後コントレイルが種牡馬になった場合、アーモンドアイと配合すればサンデーサイレスの3×3の強いインブリードになる。
ドゥラメンテやレイデオロを付けようものならキンカメの2×3という産駒が生まれる。そこでの指名が自身の3世代前(母父父)がサンデーのエピファネイアとなったのか。
この2頭の間に生まれる産駒は父母合わせて11冠。多冠馬同士の産駒は大成しないジンクスを破れるか。

モーリスもサンデーは3世代前なのでアーモンドアイとの交配は十分可能。父母合わせて15冠の産駒が誕生する。
血統の字面からは、エピファネイア産駒よりスピードはこちらの方が有りそう。

出走表等は、JRA発表のものをご確認ください

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