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競馬雑記帳 2023/11/02

JRDB永野です。

先週の天皇賞・秋はイクイノックスが従来のレコードタイムを1秒近く更新する異次元とも言える走りでGⅠ5連勝を達成。世界ランク1位の実力を見せつけることに。次走はジャパンCで三冠牝馬と1着賞金5億円を懸けての対戦に。

イクイノックスの父キラサナンブラックとリバティアイランドの父ドゥラメンテは2012年生まれの同期。3歳春のクラシックはドゥラメンテが二冠を制し、キタサンブラックは皐月賞3着、ダービー14着と後塵を拝した。
ドゥラメンテが戦線を離脱した秋にキタサンブラックが菊花賞っを制した、3度目の対戦となった4歳時の宝塚記念では、牝馬マリアライトの激走の前に、ドゥラメンテが2着でキタサンブラックはそこからハナ差の3着。結局このレースでドゥラメンテが競走能力喪失で引退してしまったので、キタサンブラックは一度もドゥラメンテには先着出来ず。4歳秋以降で5冠を制しているだけに、ともに現役で走っていればどんな対戦が見れたのか。ジャパンCでは産駒による対戦で、キタサンブラックが一矢を報いるか。

イクイノックスの快勝と対照的だったのがドウデュース。
武豊騎手の負傷により、急遽戸崎騎手に乗り替わりに。
途端にオッズ的には嫌われ始めた。

GⅠで急遽の乗り替わりで思い出したのが、2012年の有馬記念。その年の天皇賞・秋をM.デムーロ騎手とのコンビで制したエイシンフラッシュ。ジャパンCはルメール騎手で10着も勝ち馬とは0.5秒差。再度M.デムーロ騎手とのコンビで出走で、前日発売での段階では7.3倍で3番人気に。それがレース当日の朝にM.デムーロ騎手病気で三浦騎手に乗り替わりに。人気順こそ3番人気のままだったが、単勝のオッズは10.0倍まで下げた。

今回のドウデュースの乗り替わり。発表があったのは13時45分。それまでドウデュースの単勝は3.8倍だったが、乗り替わり発表とともに嫌われ始めたのか、発表の30分後にが4.0倍を超え、最終的には4.3倍に。配当にしてエイシンフラッシュは270円、今回のドウデュースは50円と差があるように思えるが、支持率にすればともに3%程度。3%といえば少ないように思えるが、今回で言えば2着に好走したジャスティンパレスの単勝支持率はおおよそ2.3%。GⅠでの人気馬の直前での乗り替わりには、競馬ファンは敏感に反応する。

さて今週はGⅠの谷間だが、金曜の文化の日にはJCBの4競走。また日曜の未明には本場アメリカのブリーダーズカップ。今年は日本馬が大挙参戦。BCクラシックには今年のドバイWCを勝ったウシュバレソーロが川田騎手を鞍上に出走。レーティングは出走中最高タイだけに十分チャンスはある。

盛り沢山の今週末だが、中央競馬は開催替わりで冬時間に変更。基本的には東から進んで行くのでお間違いのないように。

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