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競馬雑記帳 2022/06/04

JRDB永野です。

2019年生まれの馬たちのダービーが終了。
ドウデュースがハーツクライ産駒2頭目のダービー馬に。
ハーツクライは2020年の種付けを最後に種牡馬を引退しており、2021年生まれが最後の産駒なので、残りは2世代。
既にジャスタウェイやシュヴァルグラン、スワーヴリチャードという後継種牡馬を出しているが、晩年にして大物後継馬の誕生かも。

同い年の馬たちがダービーの舞台に立つ週にデビューしたのが、ディーンズリスター。
ラヴズオンリーユーやリアルスティールの全弟で、クラブの募集金額は1億5千万円の高馬。漸くのデビューとなったが、レースでは出遅れて1週目のスタンド前では飛び跳ねるような仕草。3角で仕掛けられてもすぐには反応しないなど若さ全開。それでも直線は外に出すと2着馬との併馬を制してのデビュー勝ち。今後に期待させる内容。

同じ日の6レースの3歳1勝クラスを勝ったロールアップも今後を期待させられる馬。こちらは2月の東京で新馬勝ちをしていたが、この日が2戦目。初戦同様にメンバー最速の上がりで差し切り勝ちを収めた。

この2頭は共にディープインパクト産駒。ディープ産駒は今年が実質的にが最終世代と言われており、現2歳世代で現在JRAに登録されているのは、牡牝各1頭づつの2頭。JBISでは生産頭数7頭、血統登録頭数6頭なのでもう何頭か現れるかもしれないが・・・。

ディープの産駒は初年度のマルセリーナが桜花賞を勝って以来、各世代で牡牝の3歳3冠の何かしらのレースを勝ってきたが、ことしはこれまで4戦では勝てず。
しかし、皐月賞馬のジオクリフは3000Mの距離をこなせると思えないし、ダービー馬のドウデュースは凱旋門賞が視野。牝馬二冠のスターズオンアースは秋華賞には間に合うとは言え軽度の骨折が発覚。。
2014年の菊花賞を勝ったトーホウジャッカルもデビューはダービーの前日で、勝ちあがったのは3戦目で7月に入ってから。それを思うと初戦で勝ち上がったディーンズリスターでも十分間に合う。菊花賞では「矢作マジック」の炸裂があるかも。

秋華賞、菊花賞で向けて、ロールアップとディーンズリスターの名前は覚えておいて損はないと思う。

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