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【ホープフルS】

■ホープフルS予想のポイント

★素質馬を順当に評価
ホープフルSがGⅠに昇格して今年で5回目。過去4回はいずれも1番人気が勝っていて、5番人気以下が3着以内に好走したのは17年のステイフーリッシュ(8番人気)だけ。同舞台で行われる皐月賞では「枠順」や「距離適性」、「中山適性」について考慮する必要があるが、ホープフルSでは現時点での完成度を素直に評価すればよさそう。

★高い厩舎力が理想
また、18年サートゥルナーリア、19年コントレイルは、このレースを勝って翌年の皐月賞Vも達成している。20年2着だったオーソクレースは、3歳春は全休となったものの21年菊花賞では2着に好走。ホープフルSを好走することは翌年のクラシックレース好走につながると言っても過言ではない。そのため、「クラシックを狙える厩舎と育成か」に着目するのも有効だろう。

★ノーザンF>社台F
今年のホープフルSは社台FとノーザンFの生産馬が上位人気を分け合っているが、2021年のJRAでのGⅠにおいて社台Fの生産馬は【0・3・2・31】。対するノーザンF生産馬は【13・11・13・114】だった。来年の大舞台での活躍をイメージするなら、ノーザンF系を上に取るべきだろう。

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中山11R ホープフルS

◎ジャスティンパレス
○コマンドライン
▲オニャンコポン
注キラーアビリティ
△フィデル、サトノヘリオス、マテンロウレオ、シェルビーズアイ

3連複◎-○▲注-○▲注△(15点)
最安目ならトリガミだが均等流しで。人気馬を軽視できず絞り切れなかった。


◎ジャスティンパレス

無題

前走の村山式IDMは52ポイント。キャリア2走目としては優秀なレースだった。時計の掛かる右回り2000m戦を経験していることが強みで、パドックやレース映像を見ても(GⅠ級かは分からないが)素質のあるディープインパクト産駒であるように映る。ここでも勝負になるとみた。
管理する杉山晴厩舎×ノーザンFしがらきは近3年の3着内率が46%で、複勝回収率は114%。デアリングタクトのイメージが強い厩舎だがノーザンF系もかなり走ると分かる。
発馬が得意ではなく、少頭数スローの競馬しか経験していないためGⅠの流れだと位置取りが悪くなる可能性が高い。ケチを付けるところはたくさんあるが、過度な人気を集めないのならこの馬から。

○コマンドライン
6月1週デビューのノーザンF生産ディープインパクト産駒で、鞍上にはルメール騎手。どう考えてもノーザンFの期待が高い馬で、国枝厩舎の悲願となるダービー制覇を成し遂げられる存在だろう。
前走のサウジアラビアRCは時計的には正直目立たない。それでも、サークルオブライフの例からも国枝厩舎なら一段階競走馬のレベルが上がっていてもおかしくはない。ホープフルSのレース傾向からも上位に評価するべきだろう。

▲オニャンコポン

無題

先行して速い上がりが使える馬。前走は差を詰められているとはいえ、まだ余裕がありそうに思えた。


Twitterに書いたとおり、小島茂之厩舎は現在最も芝での厩舎評価が高い
社台F系の馬なので「予想のポイント」からはズレるがこれは3連複の2列目に入れる。


注キラーアビリティ
△フィデル

ともにノーザンF系の有力騎手、有力厩舎。示してきた能力もマズマズ。

△サトノヘリオス
サトノヘリオスのエリカ賞は村山式IDMでは56ポイントを記録。今回出走するメンバーの過去走で、最も走破時計の価値が高かったのはこのレースで間違いない。しかし、「レコード決着から中1週でのGⅠ参戦」は現代競馬においては相当厳しい。さすがの友道厩舎でも前走以上の状態は望めないだろう。押さえまで。

△マテンロウレオ
△シェルビーズアイ

2頭ともGⅠで勝ち負けするタイプではないかもしれないが、初戦の村山式IDM40ポイント超はこのメンバーでも上位。人気もないのでステイフーリッシュ枠として。

無アスクワイルドモア
夏の札幌以来。新潟2歳S→朝日杯FSの直行が厳しいように、ぶっつけ本番全盛の時代でも経験の浅い2歳戦での夏以来ローテは評価できない。ダービーを勝ったとはいえ21年は厩舎評価が下がり気味の藤原英厩舎で、社台F系の育成では厳しいとみる。


赤)
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