🔸放牧新聞の見方
村山弘樹です。
育成牧場（外厩）の集計データをまとめた、放牧新聞を作成しました。
サンプルは↓からダウンロードいただけます。(無料)
2020年11月22日 東京
2020年11月22日 阪神(マイルチャンピオンシップ)
以下に、新聞の見方をまとめています。
新聞の活用方法はnoteに随時更新していきますので、確認いただければ幸いです。
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※間隔を集計する際は「連闘」「中１週」「中２週」「中３週」「中４週」「中５～９週」「中10～20週」「中21週以上」で分類しています。
※３着内率や複勝回収率は四捨五入など丸めて表記しています。
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■印グループ
印の評価順は、◎○▲注△▽の順。
①脚質
→今回予想される脚質
「逃」…逃げ
「先」…先行
「差」…差し
「追」…追い込み の４種類
②基準オッズ
→ＪＲＤＢ作成の予想オッズ。丸数字は人気順。
③激走印
→村山オリジナルの激走指数。能力値を枠順などの環境要素で補正している。
④情報印
→競馬情報専門紙の記者印から算出した指数。成績優秀な厩舎×記者印の組み合わせなどを元としている。
⑤追切評価
→追切指数をもとに、今回の状態を判断したもの。「↑」から「↓」までの５段階評価。(村山オリジナル。ＪＲＤＢの調教矢印とは異なる)
⑥村山オリジナルの激走指数
→③の印順を決定する指数。
⑦特注激走馬
→「黒星」と「赤星」の２種類。
黒星は村山オリジナルの激走指数から、好走率と配当の両面が期待できる馬に付く。
赤星はＪＲＤＢデータから算出した、特に期待できる馬に付く。
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■馬名グループ
①父馬名
②父父馬名
③母馬名
④母父馬名
⑤馬の性齢
⑥馬名
→放牧先情報から注目できる馬は馬名が赤色に。
⑦馬主名
⑧生産者名
⑨ＩＤＭとＩＤＭ印
→ＩＤＭはＪＲＤＢの能力指数。IndexMemoryの略。
走破タイムを馬場差や不利などの記憶要素で補正している。印は出走馬中の順位で、◎○▲注△▽の順に６番手まで表記。
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■育成牧場グループ
①直近の放牧先+帰厩して何走目(丸数字)
→トレセンや競馬場に入る前に、どの育成牧場へ放牧に出ていたか。
「帰厩して何走目」は、放牧後に何走しているかを表す。
放牧から帰って初めてのレースは「帰厩初戦」とし、①と表す。
放牧後にレースを使い、そのまま在厩で調整された場合は「帰厩して２走目」とし、②と表す。
②放牧先ランク
→「放牧先」×「帰厩して何走目」の成績を評価。
芝・ダート別に、直近１年の成績から算出している。
Ｓ→Ａ→Ｂ→Ｃ→Ｄ→Ｅの順。
③直近の入厩日
→最後にトレセンや競馬場に入った日付。
帰厩して２走目以降の馬でも表記している。
④今回の間隔
→いわゆるローテーション。
放牧先から帰厩して初戦の馬は、背景色が茶色に。
「初出走」「連闘」も別色となる。
⑤今年の放牧先成績
⑥昨年の放牧先成績
→放牧先×帰厩して何走目×芝ダ別の成績。
左から、勝利数・放牧先×帰厩して何走目×芝ダ別リーディング・３着内率・複勝回収率
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■騎手グループ
①騎手名
②騎手ランク
→騎手の成績から算出したランク。
Ａ→Ｂ→Ｃ→Ｄ→Ｅ→Ｆの順
③斤量+減量区分
④乗り替わり
⑤近１年騎手リーディング順位(芝ダート別)
⑥馬×騎手の着度数
→左から１着、２着、３着、着外
⑦放牧先×帰厩して何走目×騎手の成績（芝ダート別）
⑧前走放牧先×前走の帰厩して何走目×前走騎手の成績（芝ダート別）
→簡単に言えば、前走騎手と今走騎手でどれだけ差があるか。※前走騎手成績は前走時点のものでなく、今回のレース週に集計した値が入るので注意が必要。
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■厩舎グループ
①所属
②厩舎名
③厩舎ランク
→騎手の成績から算出したランク。
Ａ→Ｂ→Ｃ→Ｄ→Ｅ→Ｆ→Ｇ→Ｈの順
④追切指数+仕上指数
→追切指数…中間の調教を指数化したもの。
→仕上指数…追切指数から各馬の仕上がりを判別する指数。
⑤近１年厩舎リーディング順位(芝ダート別)
→勝利数、リーディング順位、３着内率、複勝回収率
→画像では、池江厩舎は(近１年の芝で)10勝、(近１年の芝で)リーディング３位、(近１年の芝で)３着内率41％、(近１年の芝で)複勝回収率84％
⑥今回の厩舎×放牧先×帰厩して何走目の成績(芝ダート別)
→(例)池江厩舎×ノーザンＦしがらき×帰厩１走目×芝の成績
⑦今回の厩舎×放牧先×帰厩して何走目×間隔の成績(芝ダート別)
→(例)池江厩舎×ノーザンＦしがらき×帰厩１走目×中５～９週×芝の成績
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■過去走グループ
左から、「前走」「２走前」「３走前」
○１段目
①レース開催日
②馬場状態
③レース名
④着順
○２段目
①競馬場
②芝・ダート・障害
③距離
④単勝人気
⑤頭数
⑥馬番
⑦着差
○３段目
①騎手
②負担重量
③上がり３Ｆタイム+上がり３Ｆ順位(丸数字)
④成績ＩＤＭ
→レース結果から算出した能力値
○４段目
①間隔
②パドック点
→ＪＲＤＢスタッフが付けたパドック評価点。
③馬体表記
→パドックでの馬体がどのように映ったか。
「良」…締まりのある良い馬体
「余」…少し余裕のある体つき
「太」…明らかな余裕残し
「普」…やや細めに映る体つき。牝馬に多い
④馬体重+増減
○５段目
①当時の追切指数
②当時の仕上指数
③入厩日
④放牧先+帰厩して何走目
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■馬×帰厩○走目グループ
①今回が帰厩して何走目か
②その馬の、帰厩して初戦での成績(新馬戦を除く。芝ダート関係なし)
③その馬の、帰厩して２走目の成績(芝ダート関係なし)
④その馬の、帰厩して３走目の成績(芝ダート関係なし)
→放牧明けで走るのか、使ってから良くなるタイプなのかはここで確認できる。特に古馬の取捨で有効。
成績から注目できる馬は、背景色が赤に。
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■厩舎×帰厩○走目グループ
①今回が帰厩して何走目か
②厩舎の帰厩して初戦での成績(芝ダ別)
③厩舎の帰厩して２走目の成績(芝ダ別)
④厩舎の帰厩して３走目の成績(芝ダ別)
成績から注目できる厩舎は、背景色が赤に。
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■厩舎×間隔グループ
①今回のレース間隔
②中１週時
③中２週時
④中３週時
⑤中４週時
⑥中５～９週時
⑦中10～20週時
今回と「厩舎」「放牧先」「芝・ダート・障害」「帰厩して何走目」が同一の際のローテ別成績。
左から３着内率、複勝回収率、総数。
例えば、画像は中11週で帰厩初戦の馬。
放牧先からの帰厩初戦だけに②中１週、③中２週、④中３週での出走はほとんど見られない。
⑤中４週での出走は、総数が少ないこともあるが成績も目立たない。
⑥中５～９週は３着内率44％と優秀。
今回の中11週が含まれる⑦の区分では、中５～９週とほぼ同じ成績。つまり、短期放牧でも中長期の放牧でも成績が変わらない厩舎とわかる。
同じ帰厩初戦、同じ帰厩２走目でも、間隔による成績の差があるケースは多い。中２週は良いが中３週は悪いなど。
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■厩舎×オッズグループ
①今回の基準オッズ
②確定単勝オッズ1.5～1.9倍時
③確定単勝オッズ2.0～2.9倍時
④確定単勝オッズ3.0～4.9倍時
⑤確定単勝オッズ5.0～9.9倍時
⑥確定単勝オッズ10.0～19.9倍時
⑦確定単勝オッズ20.0～49.9倍時
今回と「厩舎」「放牧先」「芝・ダート・障害」「帰厩して何走目」が同一の際の確定単勝オッズ別成績。
「池江厩舎」×「ノーザンＦしがらき」×「芝」×「帰厩２走目」「単勝オッズＡ～Ｂ倍」といった形。今回の人気でどれくらいの好走率があるのかを確認できる。
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■厩舎×追切指数グループ
①今回の追切指数
②前回の追切指数
③追切指数40～49時の成績
④追切指数50～59時の成績
⑤追切指数60～69時の成績
⑥追切指数70以上時の成績
今回と「厩舎」「放牧先」「芝・ダート・障害」「帰厩して何走目」が同一の際の追切指数別成績。
例えば画像だと、追切指数が40～49の際は成績の低下が見られ、50以上であれば特に変化はないと分かる。今回は65なので、３着内率49％、複勝回収率92％と優秀。
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■厩舎×仕上指数グループ
①今回の仕上指数
②前回の仕上指数
③仕上指数40～49時の成績
④仕上指数50～59時の成績
⑤仕上指数60～69時の成績
⑥仕上指数70以上時の成績
今回と「厩舎」「放牧先」「芝・ダート・障害」「帰厩して何走目」が同一の際の仕上指数別成績。
例えば画像だと、仕上指数が40～49の際は成績の低下が見られ、50以上であれば特に変化はないと分かる。今回は62なので、３着内率46％、複勝回収率93％と優秀。
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■着度数グループ
①競走馬の芝ダート別成績
②～⑤距離別成績
→18は1800ｍ、20は2000ｍを表す
⑥⑦「競馬場」×「芝ダート別成績」
⑧回り別成績
→右回り、左回り、直線。
⑨当該クラス別成績
→未勝利やオープンなど。重賞はオープンに含まれる。
⑩重馬場・不良馬場時成績
いずれも左から、
１着、２着、３着、着外の順。
外厩データは、原則として資料に基づく表記となっております。
ご了承の上、参考になさってください。
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