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競馬雑記帳 2022/03/10

JRDB永野です。

先週から新人騎手がデビュー。今年は障害専門の小牧加騎手を含めて10人と例年にない人数。
といっても最近減少傾向にあっただけで、競馬学校開設当初は毎年10人くらいがあたり前で、1997年の競馬学校13期生は女性2名を含めて13人がデビュー。そのうち武幸四郎現調教師はデビューの週に重賞を勝っている。
今年デビューの今村聖奈騎手の父、今村康成騎手のデビューもこの年。
秋山真騎手、江田勇騎手、勝浦騎手、武士沢騎手、松田騎手が現役で活躍中で、武幸四郎元騎手と村田一誠元騎手は調教師に転身。

今年の新人騎手の一番槍は角田大河騎手。
アイルランド大使特別賞受賞の面目躍如といったところか。
8番人気の馬で、福永騎手と岩田康騎手騎乗の人気馬を競り落として初騎乗初勝利だけに立派。
返す刀で2レースでは、同期の大久保騎手を目標での差し切り勝ちでデビューから連勝。
これば、1996年の福永騎手以来らしい。

一昨年の泉谷騎手、昨年の小沢騎手に続きこれで栗東所属でデビューでした騎手から3年連続で初騎乗初勝ちが出たことに。
この3人の初騎乗初勝ちに共通するのが、いずれもメイショウの馬で勝っていること。角田河騎手の2勝目もメイショウの馬だった。
人を育てるというメイショウのオーナーの人柄が見えてくるような記録。

※この3人はJRAのホームページの騎手データの写真はメイショウの勝負服を着た写真が掲載されている。角田河騎手は6枠の馬で勝ったでの緑のヘルメット、小沢騎手は8枠の馬で勝ったので桃色ヘルメットをかぶっている。2枠の馬で勝った泉谷騎手はノーヘルでやや伸びかけた坊主頭で黒色に見えなくもない。

メイショウの馬に外国人騎手が騎乗することが少ないことからもそれはわかる。。
ルメール騎手は短期免許での来日の頃を含めても20年弱で騎乗は20回、M.デムーロ騎手も20年あまりで38回の騎乗があるだけ。短期免許で来日の騎乗への騎乗依頼も極まれ。勝ちに拘るのなら実績のある外国人騎手に依頼するに越したことはないが、人を育てることに拘っているのだろう。

来年の新人騎手がデビューの際に、メイショウの馬に騎乗するルーキーがいるか、注目しておきたい


今週から暫く栗東に滞在して関西とのパイプを作るという藤田騎手。メイショウのバックアップがあれば騎乗数も増えるかも。

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