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競馬雑記帳 2020/4/22

JRDB永野昌治です。

緊急事態宣言下で競馬を行うにあたり、JRAも人の移動の制限に関するルールを設けている。

そのひとつが、条件クラスの中央場における自ブロック制。

今週からの開催の場合、東京競馬場での条件戦は美浦所属の馬で、京都競馬場での条件戦は栗東所属の馬のみで行われる。
それに伴い、番組にも変更が加えらることに。

現在の東西の4歳以上の条件別の馬の頭数は以下の通り。
オープンクラス
美浦 159頭 栗東 331頭
3勝クラス
美浦 200頭 栗東 318頭
2勝クラス
美浦 466頭 栗東 549頭
1勝クラス
美浦 693頭 栗東 575頭

高額条件になるほど栗東所属の馬の比率が上がっており、西高東低の傾向を如実に表している。

実際今年の平地での4歳以上の高額条件の勝ち数は、
オープンクラス 美浦10勝 栗東43勝
3勝クラス   美浦20勝 栗東42勝
2勝クラス   美浦56勝 栗東96勝

圧倒的に栗東所属馬が優位。

この状況で中央場の自ブロック制を行えば、番組のバランスから3勝クラスでは、関西は除外が大量に発生、関東では少頭数となるのは明らか。

それで、東京開催の1週目に組まれていた府中ステークスを府中特別として2勝クラスとし、東西どちらも出走可能な福島開催に3勝クラスのレースを2クラ追加した。

この番組変更は緊急事態宣言期間、5月6日までのもので、宣言期間が延長されれば、当然同様の措置が取られると思われる。

美浦所属の馬にとっては高額条件を勝つチャンスかも。

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