見出し画像

競馬雑記帳 2023/02/09

JRDB永野です。

2月末はJRAの人的な年度替わり。
今年は福永騎手の調教師転身がクローズアップされているが、東西で5人の調教師が定年を迎える。
栗東所属で定年となる四師はいずれもGⅠトレーナー。
五十嵐師、池添兼師、南井師の各師は騎手時代も知っているだけに、私自身の年齢も感じさせらる。
今年定年で騎手経験のない橋田師は、免許所得から41年目の大ベテラン。現役調教師で橋田師に次ぐキャリアは国枝師の35年。国枝師もあと3年で定年なので橋田師のキャリアには追いつかない。
この所は若くして調教師試験に合格するケースもあるが、橋田師のキャリアの並ぶには20代で合格が必須に。この3月に開業予定の西園翔師、上原佑師が平成生まれ初のJRAの調教師となるが、年齢は32歳で順調に定年を迎えても橋田師のキャリアには及ばない。

昨年、藤沢和師が定年の際に、「定年延長論」が話題になった。
JRAの調教師の定年制が導入されたのは1989年。そこから10年間は移行期間で実際の運用は1999年からだが、30年前との周囲の状況の変化を考えると制度の見直しがあってもいいかも。

1989年当時と比べ70歳という年齢はグンと若くなって、十分現役世代。
また当時一番のネックだった貸付馬房不足も、東西のトレセン周辺に調教施設を設けた育成牧場が多数開設されて、調教師ひとりあたり、最大馬房数の2.5倍まで預託可能なので、十分対応出来るはず。

全ての調教師というわけではなく、一定の基準を設けてそれを満たした調教師は5年なりの延長があってもいいのではないかとも思うが・・・・。

いつもサポート(投げ銭)していただき、ありがとうございます。 おかげさまで、とても励みになります。