競走馬の疾病 ~裂蹄防止テープ~
こんばんは。橋浜保子です。
今日から、蹄の表面や裏側、内側に発症する疾患や、レース時の保護方法について説明していきます。
裂蹄防止蹄テープ
脚元表記:「裂」
脚元コード:006
photo by Rumi Enokida
主に、蹄冠部の際(きわ)に発症した亀裂を保護する目的で使用するテープです。
過去に裂蹄を発症したり、現在発症していることを意味する大事なサインなので、パドックで確認が必要です。
この写真のように、白い蹄に黒いテープだと見つけやすいです。
しかし、こちらンの写真のように、黒い蹄に黒いテープを巻いていると、曇りや雨天時、冬場の最終レースなど、阪神競馬場では見逃しやすいので注意してください。
蹄冠部の厚みや立体感に注目していれば、見落としが少なくなります。
裂蹄で休養や治療をしていた馬が、休み明け時に再発を予防するために使用するケースもあります。
蹄との組み合わせでは、四分の三蹄鉄と併用するケースがよく見られます。
四分の三蹄鉄(通称 J鉄)
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