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競馬雑記帳 2022/01/13

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JRDB永野です。

ワグネリアンの死亡はニュースサイトでもトップで取りあげられた。

ダービー馬が現役の競走馬のまま死亡するのは、競走中の故障で予後不良となったキーストン以来か。

ワグネリアンの父ディープインパクトは初年度産駒から昨年までの11世代の内7世代でダービー勝ち。ダービーを勝てなかった馬でもGⅠでの活躍馬多数で、まだ産駒がデビューしていない馬を含めて44頭が種牡馬入り。

ワグネリアンと2世代上のダービー馬マカヒキは種牡馬入りのタイミングを逸した感じになっていただけに残念。

ディープの産駒は現役のGⅠ馬も複数いて最終的に種牡馬入りの産駒は50頭前後となりそう。

この数字自体凄いのだが、それを大きく上回るのが、ディープインパクトの父のサンデーサイレス。種牡馬入りした産駒は何と123頭に上る。

しかし、その中でサイアーラインを広げているのは、ディープのほかには、ステイゴールドくらい。ハーツクライはこのあとジャスタウェイに懸っているし、フジキセキも現3歳世代が初年度のイスラボニータ次第。サンデー産駒でダービーを勝った、タヤスツヨシ、スペシャルウィーク、アドマイヤベガ、アグネスフライト、ネオユニヴァースで現在後継馬といえばスパシャルウイーク産駒のリーチザクラウンが思い浮かぶ程度。サイヤーラインの維持はそれだけ難しい。

私が競馬を観はじめた頃はテスコボーイ全盛期。牝馬二冠のテスコガビーに始まり、トウショウボーイ、ホクトボーイと活躍馬を出し、ハギノカムイオーはセリで1億8千5百万と当時としては破格の値段。テスコボーイ産駒で種牡馬となったのは39頭。トウショウボーイから3冠馬のミスターシービーが出ているがその後が続かず、現在存続しているのは、サクラユタカーからサクラバクシンオーを経由してのグランプリボスとビッグアーサーだけ。同じ系統のショウナンカンプは姿を消しつつある。

サンデーサイレスとほ同時期に導入され、それぞれ初年度産駒でダービーを制したトニービンとブライアンズタイムは、トニービンがジャングルポケットの系統が細々、ブライアンズタイムの系統はタニノギムレットの系統が風前の灯といった感じ。

20年後にディープインパクトの系統がどうなっているかは、先日種牡馬入りしたコントレイルに懸っている気がする。20年後と言えば、生きていれば傘寿の手前。果たして自らの目で確かめられるのか。


出走表等は、JRA発表のものをご確認ください


















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