競馬雑記帳　2021/06/24

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ＪＲＤＢ永野です。

すでに２歳新馬戦も始まって、夏競馬に移行しているが、今週末に宝塚記念が終って、次週から開催が福島、小倉に移れば一気に夏競馬が本格化する。

そうなると、３歳未勝利戦も終了へのカウントダウンが。

このあとの３歳未勝利戦の番組数は、福島が19クラ、新潟45クラ、小倉47クラ、函館47クラ、札幌26クラの計184クラ。

対して現役の３歳未勝利馬は2041頭。このあと未勝利戦を勝ち上れるのは１割にも満たない。
現３歳未勝利には、良血やセリでの高額馬も混ざっている。

キタサンブラックの全弟ネクサスハート
ジェンティルドンナの半弟スレイマン
リスグラシューの全弟クローヴィス
デアリングタクトの全妹マオノジーナス
カレンチャンの半弟のスプリングクルーズ
サリオスの半弟のエスコーラ

など、ＧⅠ馬の弟、妹でも勝ち上れていない馬は多数。

セレクトセールで３億８千万円超えのザレストノーウェア、２億９千万円超えのサンデーアーサーも未勝利を脱出出来ていない。

現３歳世代でＪＲＡに馬名登録のある馬はすでに抹消の馬を含めて4941頭。そのうち先週までに勝ち上がった馬は1295頭で、勝ち上がれるのは４頭に１頭、良血や高額馬が勝ちあがれないのも仕方ないか。

今年もダービー馬を出したディープインパクトだが、現３歳世代のＪＲＡの登録は130頭。そのうち勝ち上がりは59頭なので、半数近くは勝ち上っていることになる。しかし、馬の値段がＪＲＡ全体の平均の倍で済むかというとそんなはずはない。馬主経済的にはディープ産駒は当たれはデカい夢を買うようなもの。

しかし、馬券の配当に馬の値段は関係。
ディープ産駒の現５歳世代の勝ち上りは74％、現４歳世代は66％。
現３歳世代も数字的にはこれに近づいて行く筈。

これから２ヶ月間の３歳未勝利戦は勝ち抜けで次第に出走馬のレベルが下がるだけに、キャリアの少ないディープ産駒を探すことが的中への近道かも。